一関市狐禅寺「一関市総合体育館」 2009年11月22日(日)
2009年11月22日(日)、一関市狐禅寺の一関市総合体育館の西側と南側に植えられているサザンカ(山茶花)の園芸種が花を沢山咲かせていました。品種は書かれていませんでしたが、「旭の海」とか「緋の袴」といったものだと思います。
サザンカ(山茶花)の園芸種 ツバキ科 ツバキ(カメリア)属 Camellia sasanqua
暖地の山地に生える常緑小高木。関東地方以西の暖かい地方では、庭木や生垣に広く利用されている。ツバキに似ているが、幹や枝がずっとほっそりしていて、葉も小さい。高さは普通5~6mになる。葉は互生し、長さ3~7㎝の楕円形で、縁には細かい鋸歯があり、表面は艶やかな濃緑色。10月中旬頃から白い花が咲く始める。花は野生のものでは直径5㎝ほど。花弁は普通5枚あり、平らに開き、中心部には黄色の雄しべが多数ある。花が終わると花弁はばらばらになって散る点が、花が丸ごと落ちるツバキと異なる。またツバキの雄しべは下半部がくっついて筒状になっているが、サザンカの雄しべは1本ずつ離れている。果実はツバキより小さく、翌年の夏から秋にかけて熟し、3つに割れる。種子は堅くて黒い。分布:本州(山口県)、四j国、九州、沖縄。
サザンカには多くの園芸品種がある。江戸時代から品種改良が進められ、花の直径が15㎝にもなるもの、花弁に皺が多いもの、一重、八重、千重咲きのものなどがつくられた。花の色も白、ピンク、紅、ぼかし、絞りなど、変化に富んでいる。熊本にはヒゴサザンカ(肥後山茶花)と呼ばれる品種群があり、より大輪で、雄しべが整然と並んで美しいものが多い。カンツバキとの区別は微妙で、千重咲きの品種の中には、カンツバキの品種ではないかと考えられているものもある。ツバキとの交雑種と考えられるものにハルサザンカC.vernalisがある。花は春咲きで、小形のツバキタイプ。葉もツバキを小形にした形で、サザンカよりはツバキに近い。
[以上、山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑3・秋の花」より]
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