2010年12月17日(金)、岩手県立花きセンター(胆沢郡金ケ崎町六原頭無2-1)の「花の館温室」内の「亜熱帯温室」に植えられているシンノウヤシ(フェニックス’ロベレニー’)が葉を広げていました。
シンノウヤシ(親王椰子)/フェニックス’ロベレニー’ ヤシ科 フェニックス(ナツメヤシ)属 Phoenix humilis var.loureirii(=Phoenix roebelenii)
インドシナ、ビルマ、インド、ラオス原産の常緑小高木。雌雄別株。カナリーヤシやナツメヤシのような大型のヤシではないが、フェニックスの仲間。幹は単一、ときに株立ちで、高さ2~5m、径5~15㎝になり、幹の表面は古い葉柄の基部が小突起状に残り、特有の幹肌になる。若木では褐色の繊維が網状につき、古くなるとやや湾曲する。羽状葉は柔らかく長さ1~2m、表面は光沢がある緑色、裏面は淡緑色で革質で優美、切り葉に利用する。羽片は40~50対ある。花序は淡黄色、花はクリーム色で芳香がある。幼樹を鉢植えにして室内装飾に使う。小鉢から大鉢まで利用できる。耐寒性は強く、零下1℃くらい、コモ巻き等防寒すれば零下3℃まで大丈夫。
http://www.h2.dion.ne.jp/~yokoen/robereni-.htm [シンノウヤシ(ロベレニーフェニックス)のページ]
http://www.ramble-among-flora-of-miyazaki.com/sub73-25.html [シンノウヤシ]
http://www.engeinavi.jp/db/view/link/1393.html [フェニックス・ロベルニー]
http://zmchip.com/bogor/lil/phoenix.html [シンノウヤシ]
http://hanazukusi.exblog.jp/10495032/ [花の仲間調べ:親王椰子(シンノウヤシ)]
ヤシ科 ナツメヤシ(フェニックス)属:Phoenix アフリカ、アラビア、インド、東南アジアに14種、10変種。単幹だがまれに分岐、株立ちもある。ナツメヤシの実は唯一のヤシで主食になっている。この属は種間交雑がたやすく、雑種になりやすい。
カナリーヤシ ヤシ科 フェニックス(ナツメヤシ)属 Phoenix canariensis
カナリー諸島(地中海性気候区)原産の常緑小高木~高木。単幹で幹は太く、高さ10~20mになり、環状紋がある。葉は長さ5~6m羽状複葉で、小葉は100~200対あり、30~40㎝。幼時は斜上するが、後に弓状に曲がる。葉柄および刺は黄緑色。
長さ約2mの大形の肉穂(にくすい)花序に淡黄色の花をつける。雌雄別株。果実は長さ約2.5㎝の楕円形。耐寒力は強い。用途:公園樹、並木。[誠文堂新光社発行、日本インドア・グリーン協会編「熱帯花木と観葉植物図鑑」&山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・日本の樹木」より]
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