peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

シラカシ(白樫/白橿)

2007年11月18日 | Weblog
仙台市東北大学病院のシラカシ(白樫/白橿)
 2007年11月14日







2007年11月14日(水)、仙台市の東北大学病院(東北大学医学部
付属病院)の正門からの通路の両側に植えられている「シラカシ
(白樫/白橿)」の木が、実を沢山つけていました。





シラカシ(白樫/白橿) ブナ科 コナラ属
Quercus myrsinaefolia
山地に生える雌雄同株の常緑高木で、高さ20m、直径80cmほどに
なる。樹皮は灰黒色。縦に並んだ皮目があってざらつく。割れ目
はない。
公園や庭、街路にもよく植えられ、楽器の材料にもなる。

葉は、有柄で互生し、やや革質でつやがあり、長さ4~13cmの長
楕円状皮針形。縁に浅い鋸歯があり、裏面は緑白色。

4~5月に開花する。雄花序は長さ5~12cm、新枝の下部や前年の
葉腋から出る短枝から垂れ下がる。花序の軸には絹毛が密生する。
雄花は苞のわきに1~3個ずつつく。

果実は堅果(どんぐり)で、長さ1.5~1.8cmの広楕円形(卵形)
で、その年の秋に成熟する。下部は殻斗に包まれる。10月頃結実。
殻斗はお椀型で縞があり、6~8段。3、4、5段目には不規則な台形
や三角形の縁になるものがある。

和名の由来:材は淡い紅褐色だが、アカガシに比べて色が淡いの
で「シラカシ」と呼ばれる。また、樹皮の黒さから「クロカシ」の
別名もある。

用途:公園樹、屋敷木。防風、防火、生垣などに特に関東地方で
よく植えられている。器具材、薪。

分布:本州(福島、新潟県以西)、四国、九州、朝鮮(済州島)、
中国中南部



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