2021年10月11日(月)発行の「テレ朝news」のWebサイトに[ブーム目前...?「青いパパイア」が”農家の救世主”に]という見出しの記事が掲載されています。
”タイ料理のサラダなどで知られる「青パパイア」。今、健康食材として注目されつつあります。青パパイアは、生産商品の悩みも解決してくれるといいますが、一体、なぜなのでしょうか。
■鳥獣近寄らず“農家の救世主”
日本の食卓では、まだなじみの薄い、青パパイア。ここ最近、ブームになっています。
青パパイアとは、パパイアがオレンジ色に熟す前に収穫したもの。糖質、脂質を分解する酵素、ビタミンC、食物繊維などを豊富に含んでいる健康食材として注目され、「2022、食のトレンド予測」では“スーパーフードランキング”1位に輝きました。
注目されるのは栄養素だけではありません。
はだのじばさんず・北原慶徳店長:「(Q.どういった経緯で販売になった?)秦野市と農協が連携し、生産者15名とともに『鳥獣被害に遭いにくい作物として栽培しよう』。5月から栽培して10月から販売しています」
神奈川県秦野市は、イノシシやカラスなどによる農作物の被害に毎年、悩まされていて、昨年度は、およそ4000万円もの損失がありました。そこで目をつけたのが、青パパイアでした。鳥獣や害虫は、パパイアに含まれる酵素を嫌うため、寄って来ないと言われています。
実際、10本の木で青パパイアを生産している、生産者は…。
農家・沼田良雄さん(75):「秦野市内ではイノシシ、シカ、ハクビシンが多い」「(Q.動物の被害は?)ないね、今のところ」
ハクビシンがよく歩くというこちらの畑でも、これまで被害はなく、小ぶりのもの以外の9割を出荷することができたといいます。
また、出荷までの手間が少ないのも特徴で、高齢化する農業事情でも“救世主”となっているのです。
農家・沼田良雄さん:「(Q.気を増やすことは考えている?)来年もう10本くらい植えてもいいかなと」
■「青パパイア」どうやって食べる…?
今後、秦野市の特産品にしていきたいという青パパイア。ただ、消費者にとっては、一つ大きな問題が…。
客:「(Q.何を作る?)わかんない!!」「友達にパパイアおいしいよって言われて。炒めたと言っていたので挑戦してみようかなと」
直売所には、家庭で作れる簡単なレシピが置かれています。
秦野市内にあるタイ料理店「バーンタイ台所」。タイでは、青パパイアを千切りにしたサラダ「ソムタム」が有名ですが…。今回は特別に、家庭でも作れるメニューを考案して頂きました。
青パパイアをぶつ切りにして、鶏肉と、クコの実と一緒に、鶏ガラベースのスープでグツグツと煮込みます。一体、どんな味なのでしょうか?
食べてみると、しっかりと歯ごたえがあり、大根に近い食感です。ほんのり甘いのですが、苦みも感じられます。味噌汁に入っていてもおいしく食べれそうな味です。
千切りにして春巻きの具材にすれば、本来のシャキシャキ感も味わうことができます。(「グッド!モーニング」2021年10月11日放送分より)”
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