2019年11月14日(土)、2019年(令和元年)9月21日(土)から開催中の東北歴史博物館主催の「東北歴史博物館開館20周年記念/宮城県多賀城跡調査研究所設立50周年記念 特別展「蝦夷-古代エミシと律令国家」を妻に連れられて観に行ってきました。JR東北本線の国府多賀城駅の近くにあるので、いつものように「今野家住宅」がある北入口から入り、そこから出て帰ってきました。
この日は、多賀城講座「考古学からみた”伊治公砦麻呂の乱(これはりのきみあざまろのらん)”も聞けるので、この日にしたのでした。
この特別展はほぼ全部「撮影禁止」なので、展示物の写真がありませんが、「展示図録」(1,200円)が販売されていたので、それと対照してじっくりと観て回ったので良く理解できました。
(上)「蝦夷の居住地の南限」から見ると、現在の東北地方全部が「蝦夷の居住域」だったようです。
”今から1,300年ほど昔、古代東北の地には律令国家の支配に属さない「蝦夷」と呼ばれた人々が暮らしていました。歴史書には、文化的に劣っており、農耕をせずに狩猟・採取をしていることや、国家の支配に抵抗して反乱を繰り返す集団として記されています。一方で、これまでの調査と研究では、蝦夷の生活文化は律令国家と大きく変わらず、幅広く交易を行うなど、多様な生活と文化の様子が判明してきております。 そのような新たな蝦夷像を描いていただくために、展示品には、蝦夷の墓から出土した金装獅噛三累環頭大刀柄頭をはじめ、国の重要文化財を含む約300点に及ぶ各種の資料を取り揃えました。
蝦夷とは何か。今回の特別展は、最近の発掘調査の成果及び文献史料の研究をもとに、律令国家の形成・発展・衰退のなかで蝦夷という存在を捉えると共に、蝦夷と律令国家の軋轢と交流の実像について考えてみようとするものです。”[東北歴史博物館・館長 笠原信男氏の「ごあいさつ」より]
(下3つ)展示会場内で唯一「撮影可」だった所。「復元古墳」
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