2016年6月9日(木)、奥州市水沢区花園町の常盤通りを歩いていたら、広い道路脇に街路樹として植栽されているサツキ(皐月)が、今を盛りと沢山の花を咲かせていました。
サツキ(皐月)・大盃(おおさかずき)ツツジ科 ツツジ属 Rhododendron indicum cv.
ほかのツツジ(躑躅)に比べて1カ月ほど花期が遅く、5~6月、つまり旧暦の5月に咲くことからこの名がついた。渓流沿いの水しぶきがかかるような所に生える常緑低木で、高さは1mほどになる。枝は横に広がり、枝や葉には褐色の毛が多い。葉は互生し、長さ2~3㎝の披針形または線状披針形。花は朱赤色で直径4~5㎝。上弁には濃い色の斑点がある。雄しべは5個。分布:本州、九州(屋久島まで)。
サツキ(皐月)は古くから庭木や盆栽として愛好され、白、紫、桃、濃紅色、絞り、ぼかし、細弁、重弁など、多くの園芸品種がある。大盃(おおさかずき)はサツキにごく近い園芸品種で、直径7~8㎝の桃紅色の花が咲き、公園などにも広く植えられている。江戸時代には、九州南部から屋久島・吐喝喇列島に分布するマルバサツキR.eriocarpumとの交雑も行われ、多くの品種がつくられた。園芸上はサツキおよびマルバサツキの園芸品種群の総称としてサツキの呼び名が使われている。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑1・春の花」より]
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます