チャイコフスキー庵 Tchaikovskian

有性生殖生物の定めなる必要死、高知能生物たるヒトのパッション(音楽・お修辞・エンタメ・苦楽・群・遺伝子)。

「東横線渋谷駅および小田急線下北沢駅地下化と世田谷の大地主」

2013年03月17日 17時17分40秒 | 歴史ーランド・邪図
今回のWBCは、
日本、プエルト・リコ、ドミニカ、そして、
オランダ、という"ベスト4"となった。
オランダといってもそのほとんどが、
オランダの植民地だったいわゆるキュラソー島民である。
私の大嫌いな"カリビアン野球"であり、
日本以外の3つはすべて中米という具合なのである。
私の世代では唯一、オランダ出身の白人メイジャーリーガーは
バート・ブライレヴン投手だった。とはいえ、
同人は2歳のときに米国に移住してたので、
オランダ人とはいえないかもしれない。ともあれ、
野球発祥にはじつはオランダは関わりがあるのである。
最初に現在の野球のもとになるゲイムが行われた
ボウホウケンはオランダ語の地名Hobokenである。また、
野球のユニフォームのニッカーボッカーはオランダ人の装いである。
NYヤンキーズのYankeeというニックネイムもマンハッタンで
英国人がオランダ人を蔑んで呼んだ名である。ときに、
オランダ大使館は東京メトロ日比谷線神谷町駅のすぐ近くにある。

16日の土曜に東横線の渋谷駅が地下化した、
というニュースがさかんに流されてた。
若い時分には電車も利用してたが、東横線は
日比谷線直通の日吉行きばかりだった。
渋谷からの電車に比べて相当空いてた。今般、
東京メトロ新都市線との乗り入れに伴って、
日比谷線からの東横線直通
(近年は日吉行ではなく菊名行になってたようだが)も
廃止されて、すべて中目黒止まりになるらしい。ともあれ、
渋谷駅から乗車することはほとんどなかった。とはいえ、
渋谷発の車内では、
「代官山駅のプラットフォームは短すぎて、
うしろ2両のドアは開きませんので、
お赦しくだせぇ、お代官山さまぁ~」
と車掌アナウンスがされてたことはよく覚えてる。

代官山といえばデンマーク大使館であるが、
インド・ヨーロッパ語族の中で、
非ネイティヴにとってもっとも発音が難しいのが
デンマーク語である。なにしろ、
Andersenなど「アナースン」なのである。
デンマーク製TVドラマの
"Forbrydelsen(フォッビュルデルセン=凶悪犯罪。
英題=The Killing)"
など、米TVドラマ「ロー&オーダー」のジャック・マッコイ検事役の
サム・ウォルターストンと「刑事コロンボ」の
故ピーター・フォークの顔がときどき区別できない
拙脳なる私は、なんと発音するのかまったく判らない。
ともあれ、
現在、スーパー・ドラマTVで放送中の第2スィーズンは、
第1スィーズンより半分以下の回数だがおもしろい。今回は、
サラ・ルンド女史の相方のウルリケ・ストランゲ捜査官がやっぱり
真犯人だった。が、ストランゲなんていうと、
直腸診でもされちゃいそうで落ち着かない。
スゴー少佐の地下ロッカーに証拠品を置くことができた人物、
というのがミソだった。

さて、
地下といえば、今度の土曜、23日には、
小田急線の東北沢・下北沢・世田谷代田3駅の
地下化が始まるらしい。今年は、
地下鉄ができてちょうど150年の年
(cf;「地下鉄と不眠症(目トロり)/世界初の地下鉄ロンドンで開業から150年」
http://blog.goo.ne.jp/passionbbb/e/e0ae700778716827f471efce09b2888c)
であるが、こうして東京の二箇所で
鉄道の地下化移行が始まったのである。ともあれ、
下北沢といえば、地方から上京してきた若者が憧れる街、
なんだそうである。

下北沢駅の南方面に、
「ぜんば」という白地に黒の縦文字のシンプルな看板の
「ぜんば商店」という雑貨屋がある。というように、かつて、
世田谷3大地主といわれた、大場家、秋山家と並ぶ、
膳場家(伊東家)の本拠地が下北沢だったのである。
駿河の東条吉良氏が奥州吉良氏となるが、室町時代には
武蔵の世田谷を支配した。
(cf;「伏見の国のありんす/作詞家大石内蔵助とチュー臣蔵、招き猫とキティちゃん」
http://blog.goo.ne.jp/passionbbb/e/84109533a23ba112d285b64199afbfcc)
膳場家はこの東条吉良家の家臣で、下北に土着したのである。
江戸時代にも徳川将軍家に支配を認められ、
大地主として戦後まで続いたのである。

NHKアナからフリーとなってTBS「NEWS23」のMCを張ってる
膳場貴子(ぜんば・たかこ、1975-)はその家系だそうである。
先月中旬、前ローマ教皇ベネディクト16世(1927-)が枢機卿会議で
年齢を理由に2月いっぱいで退位すると表明した。そのとき、
同女史は「NEWS23」の中で、
「本来終身刑のローマ法王が退位する」
とニュース原稿を「先入観」たっぷりなオツムで
「終身制」を「終身刑」と決めつけて仰せになったのである。
やはり上から目線の大地主さまは、
ローマ教皇など終身刑の罪人程度にしか見てないのである。
ヴァチカーノと"国交がない"どこぞの犯罪国が喜んだことだろう
……シキンセンジョウvsシキンジョウ……。ともあれ、
ぜんば様の情け深いお慈悲で、
ローマ教皇は"別荘"で読書と祈祷三昧の余生を、
世田谷の大地主とまではいかずとも、
何不自由なく送れるようである。
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