チャイコフスキー庵 Tchaikovskian

有性生殖生物の定めなる必要死、高知能生物たるヒトのパッション(音楽・お修辞・エンタメ・苦楽・群・遺伝子)。

「ふえるわかめちゃん!? Stap my vitals, you ridicule history of Cell Biology!」

2014年02月02日 21時50分32秒 | サウンドオヴ最前列(カブリ付の下顎
先月末、英国の"Nature"(1月30日号)が、
理研(理化学研究所)の小保方晴子女史(30歳)がラットによる実験で
新たな多能性細胞を作り出すことに成功した旨の
論文が掲載されたらしい。同女史によって
"Stimulus-Triggered Acquisition of Pluripotency cells"
略して「STAP細胞」と命名されてるようである。ちなみに、
片桐はいり女史と小澤征爾のしゃべりかたの区別がつかない
私のような無学文盲には、stapは
stopという英単語が「スタップ」と発音されることから、
正しい綴りを知らずにその語を綴る際に単純に音に従って
stapと書いてしまうような、いわゆる
"Eye Dialect(アイ・ダイアレクト)"という、
無学な者の綴りの代表例である。

哺乳類は受精(精子が卵内に侵入すること)してから、その受精胚が
細胞分裂を繰り返してそれぞれの個体を形成(胚発生)する。
ヒトでは約200種類約60兆個の細胞を持つようになる。が、
受精直後の受精胚の細胞は、どの種類の細胞にも分化しうるいっぽうで、
細胞分裂するにしたがって個々の細胞(体細胞)はそれぞれが形成する
器官固有の細胞になってしまう(分化)。
血管になる細胞はもはや神経細胞にはなれない。
のだそうである。

そこで、逆に、
いったん獲得してしまった情報を「なかったこと」にリセットできれば、
そこからまた個々の体細胞を作り出すことができて、
失われた器官や骨などを再生する「再生医療」を可能にできる、
というソロバンの「御破算で~願いまして~は~~」みたいな発想のもとで、
各国の研究者がその方策を探ってきた。中には、
あった歴史をなかったことにして、なかった歴史を偽造することに長けてる
コリアンのソウル大学教授黄(ファン)のような捏造家まで湧いて出た。

そんな中、
日本の山中伸弥によってiPS細胞なるものの作成法が開発され、
同人はノーベル賞を受けた。そして、実際、
iPS細胞を使った再生医療が開拓されつつある。が、
小保方女史のSTAP細胞の出現によって山中教授は色を失ってしまった。
それが本物だとしたら……。
iPS細胞は皮膚に分化した細胞に
多能性を有する4つの遺伝子を組み込まなければならない。が、
今回の小保方女史の方法は、マウスのリンパ球という分化細胞を
pH5.7という弱酸性(ストレイトな紅茶に近い)の希塩酸に漬けるだけ、
という、鮨のヅケ的、一夜漬け的な安直芸で達成してみせたのだという。

さらには、
マウスのリンパ球だけでなく、
脳、皮膚、骨格筋、脂肪組織、骨髄、肺、肝臓、心筋などの組織の
マウスの細胞も、初期化される(STAP細胞になる)ことも実験済みらしい。
また、この
お酢漬けのような方法だけでなく、
細いガラス管の中に細胞を多数回通す剪断力を加えたり、
ストレプトリジンOという毒素細菌で処理する化学的な刺激など、
強すぎると細胞を死滅させてしまうような刺激を
少しだけ弱めて細胞に加えることでも、
STAPによる初期化を引き起こすことを実験証明したという。
細胞を拳骨で殴ったら死んだりぶっ壊れたりするかもしれないが、
デヴィ夫人のように横ビンタ(SLAP)程度の暴力を食らわしたくらいなら
ぶたれた女が性悪女だったとしてそれが改心してSTAP化することもある、
ということだろう。

ともあれ、
あまりにもコロンブスの玉子ふうな方策だったため、
権威ある雑誌の"Nature"の判定委員は当初、
"Stap my vitals,
it(your treatise) ridiculed hundreds of years of history of Cell Biology!"
「(拙大意)このクソ・ジャップ女、
よくも我々アングロ・サクソンの偉大なる男性研究者たちによる数百年の細胞生物学を愚弄してくれやがったな!」
と門前払いにしたという。

小保方(オボカタ)という名字は、現在は
群馬県伊勢崎市となってる、
上野国佐位郡小保方がルーツである。が、これまで
その一族からは傑出した人物は現れてない。
偉大な人物は必ず優秀な一族から出る、
という私の経験則からハミ出る。小保方(オボカタ)は
生方(ウブカタ。他の漢字でも同じ)とも同じルーツである。そちらもせいぜい、
「ミソラ事件(紅白歌合戦の大トリ都はるみ女史をミソラと言いかけてしまった)」で名を残した
生方恵一元アナは群馬県前橋市出身、モデルの
生方ななえ女史も群馬県の渋川市出身、くらいしか著名人を輩出してない。
小保方晴子女史は千葉県松戸市の出身だそうだが、明治以降に
曾祖父もしくは祖父か父親あたりが東京(近郊)に出てきて松戸に家を建てたのだろう。
潮田玲子女史を一般人化したみたいな風貌(私は小椋久美子派)であるが、
異様に目を大きく見開く。瞼に美的コンプレックスを持ってるのかもしれない。
あるいはヘンなクスリをやってるのかもしれない。それと高校時代に、
好きな男子がいたのだが相手にはその気などなかったのに、
小保方女史の思いこみは強く、周囲が
「もう諦めたほうがいいよ」と心配してあげても
「私はもう彼女だもん!」と泣きわめいた、
という逸話があるらしい。
学問では思いこみが強いくらいでなければ
大発見はおぼつかない。が、
それがただの思いこみの場合のほうがはるかに多い。

それはともかくも、
小保方女史はSTAP細胞について当初、
「Princess細胞(P細胞)」という名を提案していたという。
iPS細胞などと違って、
外部刺激が加わえられることによって眠ってた力が呼び覚まされ多様性を得る、
という性質が、
デジレ王子から額にキスされて目覚めたオーロラ姫のようだから、
という理由だったようである。当然ながら
ボツにされたとのことであるが、同女史には、
「松戸21世紀の眠れる森の美女」
という名を冠しても許されるかもしれない。

ところで、
受精胚が細胞分裂してく際、
「DNAメチル化」という反応が重要な鍵になってる。
DNAのATGCという4つの塩基のうちの
C(シトシン)にメチル基(-CH3)が附加する反応である。ところが、
受精直後の初期胚では精子由来の遺伝子がヒドロキシメチル化に進む(脱メチル化)
のに対して、卵由来の遺伝子はメチル化に留まる。が、
この「不均等性」がヒトの成長にとって重要なのだそうである。

NHK経営委員の長谷川三千子女史が、
年始に産経新聞に寄稿した、日本の少子化について触れたコラムの内容に、
また貶日侮日左翼のウスツキジデス史観連中が難癖をつけたらしい。
<女性が出産可能な年齢に労働することが出生率低下につながってる>
<妊娠、出産、育児は圧倒的に女性の方に負担がかかりますから、
生活の糧をかせぐ仕事は男性が主役となるのが合理的です。
ことに人間の女性は出産可能期間が限られていますから、
その時期の女性を家庭外の仕事にかり出してしまうと、
出生率は激減するのが当然です>
という至極真っ当なことを論じてる。にもかかわらず、
「時代錯誤だ」
「男女共同参画が現在の世界の常識だ」
とい批判する、米英の策略にまんまとひっかかる
オバカがうじゃうじゃいるらしい。

とはいえ、
何かに秀でた女性がその道に邁進することは
人類全体にとって好都合である。そういう
例外的な優秀な女性はその道だけを極めればいい。かつての
ナイティンゲイル女史がそうだったように、小保方女史も
寝る時間も惜しんで研究する類の人格だそうである。
遍く知識や広汎な興味対象は稀薄でも、
一芸や狭い事柄への執着心や執念は並々ならぬタイプなようである。
千葉県のそこそこ進学校な高校時代は、
AO入試で入った早大理工学部も
一般入試だったら合格はオボツカない学力レヴェルだったらしい。
一般入試で最低限国立大の医学部に合格できる程度の知能がない場合、
最先端の医療技術研究者たりえるはずもない。ともあれ、
たいした才も能もないのが名声や地位や金銭を求めて
結婚後や出産後にも働く、というのはただの
貪欲に根ざしたものでじつに見苦しい。

STAP細胞が本物だとしたら、
世界でもっともキリスト教率が低い、
キリストもアラーも神も仏も稲尾も
都合いい部分だけをちゃっかり受け入れてしまう
日本人に発見されたことだけが白人にとっては残念かもしれないが、
和食や他のさまざまな日本人の知恵でもわかるように、
唯一神信仰になじまない多様性認容民族性な日本人は
経験的に真理を見いだす能を備えてるのである。が、
日本人を悪者にして手柄を横取りすることに長けてる
民族にはどうってことはないだろう。なんだかんだいっても、
キリスト教(による唯一神=唯一の価値観)に帰する米英が支配する世界では、
遺伝子操作をしないオボカタ女史の方法はきわめて都合がいいものに違いはない。
結局は処世術や権謀術数に長じ何枚も上手な彼らの手柄になるのだから。
金持ちなら脳を破壊されるようなことさえなければ
相当に健やかに長生きができる可能性を持つ多機能細胞の開発は、
アングロ・サクソンなしには進まないからである。むしろ、
外圧によってやっと物事が動き出す日本人に
外部刺激によってリセットされる方法が発見されたというのは、
ある意味で黙示である。いっぽう、
STAP細胞はマウスで成功してるらしいので、ヒトに適用できる可能性は高いと思われる。
理研は私の親もお世話になった企業だが、STAP細胞事業は
理研グループでは「ふえるわかめちゃん」以来の大ヒットとなり、大いなる
利権をもたらすことになるのだろう。
船橋市は未公認フナッシーが大ブレイクしたのだから、お隣町である松戸市は
マツモト・キヨッシーじゃもう古いので、すぐやる課がブームに乗っかって
オボッキーなんていう公認ゆるキャラを作って町おこしでもしたらいいのに。
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「ポアンカレ予想(1904年)とペレリマン/アンリ・ポアンカレ没後100年」

2012年07月17日 00時10分44秒 | サウンドオヴ最前列(カブリ付の下顎
Henri Poincare(アンリ・プワンキャレ、1854-1912)は、
トポロジーを数学のいち分野として確立した人物である。そして、
「単連結な3次元閉多様体は3次元球面に同相だろう」
といういわゆるポアンカレ予想を残した数学者として知られる。
数学オタクだった父とは正反対に数学オンチで
フェルメールとセルベールの違いすら判ってない拙脳なる私には
その意味はさっぱり解らないが、ごくごく簡単にいえば、
「3次元物体に伸縮は自在な手錠をかけたとしたら、
その手錠を引っぱっただけでツルンとはずすことができるのは、
その物体が球形*のときだけのはず」
ということらしい。
(*この場合の球とは位相的に球であって、
鉛筆でも、サイコロでも、フライパンでも同じことである。
反対にそうでないのは、ドーナツ、クラインの壷など、
7つの形態がある)
一般化されたポアンカレ予想は、実は
5次元以上の場合が1960年に解決された。そして、
4次元の場合も1982年に解決された。が、
そもそもの3次元のだけが未解決だったのである。
2000年には米国のクレイ数学研究所が7大未解決問題のひとつとして
賞金100万ドルの懸賞金をかかげた。それほど、
解けにくいと思われてたのわけである。

プアンキャレはNancy(ナンスィ)というフランスのロレーヌ地方の出身である。
従兄弟にはやはりロレーヌ地方出身で第三共和制下
(第1次世界大戦時)大統領を務めたレモン・プワンキャレ、
いわゆるレーモン・ポアンカレがいる。
ロレーヌというところはドイツとの帰属で揺れてきた地方である。
ポアンカレの先祖はバイエルン王国の臣下だったともいわれる。ともあれ、
Poincareという綴りは、
poing(拳)+carre(四角形、方形)=握りこぶし、鉄拳
という意味のようである。つまり、
腕っぷしの強い男が先祖にいたということである。ところで、
浮世絵師石川豊信の倅で父からは宿屋も受け継いだのでそれを狂名とした
石川雅望(=宿屋飯盛)の狂歌に、
[金を手に、握りこぶしで、我があだの、貧乏神の、つらをはりたや]
というものがある。
いつも貧乏だから金子を手にした握りこぶしで
自分の仇のような貧乏神の頬を引っぱたきたいものだ、
という他愛もないものだが、アンリ・プワンキャレの問題提起から
100年経つ直前の2002年乃至2003年にソ連生まれのロシア人数学者
Григорий Перельман(グリゴーリィ・ピリェーリマン、
いわゆるペレリマン、1966-)によって解決されたという。が、
ラスプーチンよりも異様な風貌のこの数学者は、
この予想に懸けられてた賞金もフィールズ賞も辞退して、仕事も辞め、
現在は年金暮らしの母親のアパートにやっかいになってるという。
Перельманという名のперель(ピリェーリ)という語は、
水が容器に注がれすぎると溢れる。それによって、
中身が入れ替わる。あるいは、
もとの水はそれまでおさまってた容器から出て
別の場所に移動する。
というような意味を持つ。
ポアンカレ予想という世紀の難問を、トポロジーの側面からでない方法で解いた
いわゆるペレリマンは、それまでの人格も生活も変え、
年金暮らしの母親のもとに身を寄せてすねをかじるという、
世間から隔離された世界に引き籠もってしまったのである。
先日、わずかばかりの煎餅焼きの仕事から足を洗い、
母親の金で暮らしてる私も同じだが、私には
数学の大問題を解き明かすような頭がないのが大違いである。
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「背丈と癌」

2009年08月07日 01時55分36秒 | サウンドオヴ最前列(カブリ付の下顎
このエントリには性的な要素に言い及ぶ部分があります。
そういう記事・文がお嫌いなかたは、以下は
お読みにならないでください。
よろしくお願い申し上げます。





















クリントンが大統領のときに元大統領のカーターが渡朝、そして、
オバマが大統領のときに元大統領のクリントンが渡朝。
いずれも、民主党政権時の話である。なにか、
北朝鮮と密約でも交わしてるのであろう。そのココロは、
bill? いっぽう、日本のbill(紙幣)の代表格は、
福澤先生である。
天はヒトの上にヒトを作らず言の横に卜を作らずと云へり。
そう説いた同人だけを「先生」などと仰ぐのは、
「先生の意思に背く行い」なのではないかと思うのだが、
ジュンテンドーとニンテンドーの違いを説明できない
拙脳な私ごときの疑問である。それはともかく、
共産主義(=一党独裁主義)シンパな朝日系列である
テレ朝の竹内由恵女史が、
「訃報」を「トホウ」とアナウンスしてみせたらしい。
東京学芸大附属高から
慶應義塾大法学部政治学科を出た才媛である。顔も、
好き嫌いはあっても、一般にはきれいな女性である。
そんな才色兼備な人が、お笑い芸人顔負けな、
強烈なボケを真面目くさった顔でやらかしてくれるのだから、
世の中というものはそう捨てたものでもない。しかも、
同女史のボケは節度までわきまえてる。
「フジヤマのトビウオ」は仮名だから間違いようがないが、
「フルハシ・ヒロエシン」とまでは言わなかったらしい由。まぁ、
竹内女史は「漢字検定」への痛烈な皮肉を放ったのだろう。
才色兼備な同女史がよもやマジで知らなかった、
などあるはずもない。さて、
皮肉、といえば、イキがってツッパッて、歌手気取りだった
押尾学のカッコよさである。なにがかって、今回の事件で、
そのステキな「歌唱」が一般の耳に入ったことである。
なるほど、「歌が巧い」とは、こういうことを言うのか、
と、つくづく勉強させていただいた。ときに、
同人がエクスタスィをいっしょにやって死人が出てしまった
六本木ヒルズ住宅棟の部屋の借主は、昨今、
若い女性に人気な下着屋ピーチ・ジョンの
"野口美佳"社長、だそうである……むかし、
今や国民栄誉賞ものの大女優森光子女史が、
売春防止法違反容疑で取り調べを受けて、
逮捕・起訴はされなかったものの映画界から干されて
TVにその活路を求め、20年後に当たり役をつかむ。
「天国のとうちゃん、こんにちは」
自転車を漕いで、
「こんちは~~、パンツ屋で~~す」
と、団地をまわって売ってたおばちゃん……
そのキャラとはほど遠いイメージではある。が、
何年か前に脱税でしょっぴかれた
アダルトVメイカー「桃太郎映像」の監査役であり
極道だといわれる夫とのオシドリぶりは、
その「社名」からもうかがえる。すなわち、
「ピーチ=桃、ジョン=太郎」てな具合である。ところで、
監査といえば、有性生殖生物として
個体の死が必須なヒトには避けて通れないのが、
cancerである。私は自分の本能に根ざした性欲では、
身長162cmから168cmくらいの体格の女性が
打ち気満々になるコースだった。
なぜかはわからない。が、選球眼がよかった私も、
今ではその好みもずいぶん変わった。
小柄な女性でもバットがまわることもあれば、
上記のストライクゾウンでも、見送ることも多い。
いずれにしても三振ではある。二年前、厚労省が、
<日本人で乳がんのリスクが高い女性は、
 身長160センチ以上、出産経験がない、初潮年齢が早い、
 などの傾向がある>
と発表したことがあった。その「統計」が
どのような標本をもとにしてるのか知らないが、
高身長の女性に50代以前の癌が多い気はする。
最近、著名人で乳癌になった人を挙げてみると、
川村カオリ女史(167cm)(母ロスィア)
堀内池田桐生絵門裕子女史(165cm)
宮崎萬純女史(162cm)
山田邦子女史(168cm)
と、たまたまかもしれないが、
背が低い人はいなかったような気がする。
他の部位の癌も含めると、
頼近美津子女史(162cm)食道癌
草柳文恵女史(165cm)卵巣癌
岸本葉子女史(167cm)虫垂癌
村上恵梨女史(169cm)虫垂癌
勝野七奈美女史(169cm)肺癌
向井亜紀女史(170cm)子宮癌
川合千春女史(171cm)子宮頸癌
和田アキ子女史(173cm)子宮癌
などである。対して、私の記憶によれば、
ここ数年で50代以前で癌になった著名女性で
おそらく160cm未満の人は、
杉浦日向子女史(下咽頭癌)、
深浦加奈子女史(S状結腸癌)、
栗本薫女史(膵臓癌)、
くらいなものだろう。あと、
「余命一カ月の花嫁」の長島千恵女史と、
「おっぱいの詩」の著書がある大原まゆ女史という、
ともに20代で乳癌になったふたりは、
それぞれに母親を卵巣癌で亡くしてる。よく、
癌の原因のひとつにタバコがあげられる。が、
それよりは酒の飲みすぎが危なそうである。また、
かつては胃を保護する、などと言われてた
牛乳がヤバいらしい、という話もある。男性に、
近年、前立腺癌が増えてきたのは、
食生活の変化で、牛乳を多く摂取するようになったから、
などともいわれてる。それはともかく、
上記の人々が「乳製品、とくに牛乳好き」だった、
かどうかは知らない。が、たとえば、
身長が1cm高くなれば、それだけ細胞の数が
ものすごい数増えるわけである。したがって、
女性ホルモンが誘因するらしい生殖器関連癌も、
それ以外の部位が原発の癌も、
どの細胞も癌化する可能性を持つ以上、
細胞自体が格段に多くなるゆえ、
癌になる機会も多くなるのである。
常に打順1番のイチローの打席数は、
いつも打順9番の選手の打席数より、
格段に多い。それにしたがって、
打数も同様のことがいえる。
それだけのことである。もっとも、
生殖サヴァイヴァルに敗れた負け犬の私にとっては、
たとえ50代以前に癌死しても、
子を得てればそれで使命は果たしてるではないか、
それ以上なにを望むのだ、と思ってしまう。
ここでリレイを終了せざるをえない私のようなものは
ジェネレイションよりも、今や、ゼニネーションのほうがよほど、
身に迫る大問題なのである。
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「シュレーディンガーのFIV猫」

2009年06月21日 13時09分46秒 | サウンドオヴ最前列(カブリ付の下顎
最近、某大の物理学科を出た20代のおねえさんと
飯トモになった。といっても、
対当の立場ではもちろんない。あっしのほうは、
バブル期で言われたアッシー、メッシー、
メシ奉公である。が、
そのおねえさんの話といったら、
とてつもなくオモシロイし、タメになる。
金と暇をつぎ込む価値がある、のである。ただ、
「量子力学」は話をされても、
久保田カヨ子女史とデューク更家の顔の区別ができず、
唱歌「茶摘み」、
***♪【●●ソー<・ドー<レー│<ミーーミ・ミーミー│<ソーーソ・ソー>ミー】│>レー>ドー・<レーーー♪
と、
***♪●●ソー<・ドー<レー│<ミー<ソー・<ドー>シー│♭シーーー・ーーーー│ーーーー・●●●●♪
という前奏で始まる團伊玖磨大先生の「花の街」、
***♪【●●ソー<・ドー<レー│<ミーーー・ミーミー│<ソーーー・>ミー】>ドー│>ラーーー・ーーーー♪
と、中田喜直大先生の「かわいいかくれんぼ」、
***♪【ソーー<ド・ドーード│<レー●●・●●●●│<ミーーミ・ミーミー│<ソーーソ・>ミーー>ミ】│>レーーレ・レーー>ド│<レー●

●・●●●●♪
らの節の違いが聞きわけれない拙脳な私には
理解できるはずもなく、ただただ、口をポカンと開けてる
「馬の耳に念仏」状態である。

外からは中が見えない箱の中に、
2匹のネコを入れる。箱には仕切りがあり、
それを挟んでネコは入れられてる。
箱には放射性物質とガイガーカウンターも入れられてる。
放射性物質にアルファ崩壊が生じれば、
ガイガーカウンターがそれを検知して仕切りを壊す、
という仕組みにしてあるとしよう。さて、ネコの
1匹はFIV陽性、もう1匹はFIV陰性、である。が、
アルファ崩壊がいつ起こるかは、
サイコロ振りを司る神にしか分からない。
我々しもじもの者には、フタを開けてみるまでは
分からないのである。したがって、
FIV陰性だったほうのネコが陽性のネコに噛まれて
ネコエイズウィルスを移されたかどうかは、さらに
箱の外にいる我々には分からないし、
検査をしてその結果が出るまで分からないのである。
また、
外からは見えない部屋の中に、
刑事事件の被告人と、その弁護人、
検事、判事、そして、裁判員を入れて
審理させたとしよう。
その裁判の判決がどうでも、
真実はひとつ、なのである。が、
法律は真実を明らかにするものでもない。
ウソでも悪でも犯罪でも、法に適してれば裁けない。また、
司法に携わる者はウソをつかない、という前提があるのは、
菅家氏の一件でも明白である。司法に限らず、
「正しい」ことやものが通用しないことはよくある。
ものの善し悪しが見えず、低いレヴルのものを、
さも、ものすごいもののように崇めるむきも多い。
イヤシの頭も信心から、である。
鰯は「鰯七度洗えば鯛の味」という言葉もあるが、
すくい網で獲るのが鰯漁のコツだそうである。これを、
漁師論と言う。
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「ochre言葉」

2007年03月18日 23時42分15秒 | サウンドオヴ最前列(カブリ付の下顎
先週は街のあちこちで、袴姿が見られた。
大学の卒業式なのだろう。低学歴の私にはまったく縁のない風景だが、
未だにああいういでたちで式に臨む風習があるらしい。
「謝恩会」という言葉も私には無縁である。ところで、
昨日の中山競馬のメインレイス“フラワーカップ”は、
5番→15番、という馬が勝ち負けし、
今日の中山競馬のメインレイス“スプリングステークス”も、
1番→11番、という馬が1着2着し、
馬番の一の位を揃えた。「区切り」の意図を感じる。いずれにしても、
先週は「卒業シーズン」だった、ということなのだろう。
「卒業」といえば、私くらいのオヤジ世代にはキャサリン・ロスであるが、
それより10年くらいあとの世代の卒業式で歌われたらしいのは、
“スカボロー・フェアー”でもなければ“ミセス・ロビンソン”でもない。
海援隊の“贈る言葉(千葉和臣【【作曲】】)”だそうである。
♪くれぇ~~なずぅ~むまちのぉ~~~~~♪
当時の学童さんらが、“仰げば尊し”や“蛍の光”が
古臭くて時代にそぐわない、との理由でとっかえた、のだったそうである。
しかし、その“贈る言葉”も、いまの学童にはとても恥ずかしくて
歌える代物ではないのだとか。それもそのはず、
“贈る言葉”の冒頭のフシは、
♪【ソ│<ドーード・<ミー>レ>ド】│>ラ<ドーー・ーーー♪
である。
♪ラー│>ソーー>ミ・<ファ>ミ>レ>ド│<ミ●>ソ<ラ・<ドーーー♪
ではない。それだと、考えが「幼い」ので
「金八のジェニー」になってしまうぞ、バカチィ~~~ン!である。
それはともかく、いっぽうで、
さらに「むかし」の卒業歌“蛍の光”のでだしは、
♪【ソー│<ドーード・ドー、<ミー│>レーー>ド】<レー♪
である。“贈る言葉”の冒頭はこれとまったくおんなじである。つまり、
“贈る言葉”は“蛍の光”の「焼き直し」に他ならないからである。
それらはどうでも、あの「女子学生に袴」という「モード」は、
「実践女子大」の創設者である下田歌子女史が、
「華族女学校(学習院女子部の前身)」教授時代に提案したものだとか。
「海老茶」色の股なし袴である。ときに、
「えびちゃ」といえば、先日、A布某所で、国立音大の学長だった
「えびちゃ」わびん先生をお見かけした。オークル色のファンデを塗った
「えびちゃ」ん、でなかったのが残念であるが、海老澤敏先生といえば、
モーツァルト研究の世界的権威であらせられる。が、
いっぽうで、ジャン・ジャック・ルソーの研究者でもある。ちなみに、
仏語で「ルソー(rousseau)」とは「焦げ、錆」の類である。
ちょっと変色すれば「海老茶色」。海老澤先生、それで、
ジャン・ジャック・ルソーとご自身とを結びつけたのかもしれない。さて、
結ぶ、といえば、「むすんで、ひらいて」という歌は、
ジャン・ジャック・ルソーと関わりがあるそうである。
♪【【ミーミ>レ・>ドードー│<レーレー・>ミ>レ>ドー】】♪
「村の易者(村の占い師)」と邦題が附せられてる音楽劇の作曲者は、
ジャン・ジャック・ルソーである。ちなみに、「村の占い師」は、
少年モーツァルトが作ったズィングシュピール
「バスティアンとバスティエンヌ」の「元ネタ」である。すでに、
このブログで以前に示したように、「コルシカ島」の
「バスティア」の男子(=バスティアン)と
「バスティア」の女子(=バスティエンヌ)との
お話、なのであるからして、そのイントラーダの
♪ドーーー<ミー│>ドーーー>ソー♪という動機は、
のちにベートーフェンが「コルシカ島」生まれのナポレオンを象徴した
「英雄交響楽(op.「55」)」の主章の主主題にした
♪ドーーー<ミー│>ドーーー>ソー♪の「元ネタ」なのである。
ものの本によれば、ベートーフェンが
「バスティアンとバスティエンヌ」を知ってたとは考えられない、
というのであるが、その筆者が、
バスティアがコルシカ島の町の名だと知ってるとは考えがたい。
   (*「英雄交響楽」についてはまたあらためて触れる予定である)
ともかくも、海老澤先生によると、ルソーの「村の占い師」の中に、
*♪ミー<ファ>レ・>ドードー│<レ>ド<レ<ファ・>ミー>レー♪
というフシがあり、これを、
♪どぉ~~~こぉ~のぉ~、だぁ~~れだぁ~かぁ~、
 しぃ~~らなぁ~いぃ~、けぇ~~れどぉ~~~♪
という歌で知られるとかしられないとかいわれる
ヨーハン・バプティスト・クラーマー天狗というピアニストが、
「『ルソーの夢』変奏曲」の主題として使った、そうなのである。
(*ルソー作曲「村の易者」中「パントミム」(ト長)
 ♪ミーー<ファ>ミ>レ・>ドッ●ドッ●|
 <レ>ド<レ<ファ・>ミ(tr)ー>レ●|
 <ミーー<ファ>ミ>レ・>ドッ●ドッ●|
 <レ>ド<レ<ミ・>ドーー●|
 <ミ>レ<ミ<ファ・<ソッ●ソッ●|
 ソー<ラ>ファ・<ソーー|
 >ミ>レ<ミ<ファ・<ソッ●ソッ●|
 ソー<ラ>ファ・<ソーー●♪)
いずれにせよ、このフシは、世界じゅうで歌われてて、
賛美歌にもなってるのだそうである。いっぽう、我が国では、当初、
「見わたせば」というタイトルで歌われてたとか。
♪見ぃ~~~わぁ~たぁ~せぇ~~~ばぁ~~~、
あぁ~~~おぉ~~~やぁ~なぁ~ぎぃ~~~、
はぁ~~~なぁ~ざぁ~くぅ~~~らぁ~~~、
こぉ~きぃ~まぁ~ぜぇ~てぇ~~~♪
この歌詞は、古今集に収められてる素性法師の、
「見わたせば、柳桜を、こきまぜて、都ぞ春の、錦なりける
(拙大意:周囲をグルっと見回してみると、柳の緑や桜の薄紅色などを、
かきまぜたような色とりどりな美しい光景なのだよ。
いまは春の京都も、秋の錦に勝るとも劣らない景観なことなのだなぁ)」
を組成の一部にしてるのだそうである。ちなみに、私が好きなのは、
桜のマゼンタ30%に対して自生してる菜の花のイエロー100%が
「こきまぜられ」てはいないが好対照な江戸城牛ガ淵の花見シーズンである。
菜の花といえば、利休が、
♪毛利ぃ~へぇ~、ゆきぃ~ましょぉお♪と信長を罠にかけたのを、
♪ランラララン、ランラララン、森、ラァ~~ン丸ゥ~~~♪
と釘をさされて過剰に警戒した秀吉から死を命ぜられて
舟で鴨川→桂川→淀川と移送されたとき、
川べりに自生してた菜の花を見て感極まったのだという。数年後、秀吉は
♪おぉ~きな栗のぉ~木下でぇ~~♪ではなく「伏見城」で死ぬのだが、
「難波のこと」=「離宮(=利休)」も「夢のまた夢」だったようである。
さて、それはどうでも、
この♪【【ミーミ>レ・>ドードー】】♪が
「むすんでひらいて」というお遊戯歌になったのがいつなのか、
シカとはわからないそうである。シカし、明治42年には、
いまの「東京医科シカ大学」の敷地にあった
「女子師範学校」の附属幼稚園で歌われてたらしい。ちなみに、
私が幼稚園児のころはクレヨンに黄土色というのがあったものである。
それはどうでも、現代においては、
2年前に木村カエラ女史が歌って今はソフトバンクになってしまった
ヴォーダフォン(AU交響楽ではない)のCMにも使われてた
「リルラ・リルハ(曾田茂一【【作曲】】)」に、
「むすんでひらいて」は脈々と【【引継がれ】】てるのである。
♪【【わぁ~すぅ~・れないで│●かんじ・ることをぉ│~~~~・~~~~】】♪
これは、
♪【【ミーミー・ミ>レ>ドド│●<レレレ・>ミ>レ>ドド│ーーーー・ーーーー】】♪
つまり、
♪【【ミーミ>レ・>ドードー│<レーレー・>ミ>レ>ドー】】♪
なのである。「もう届かない」こともない
リアル・ストーリーなのである(リアル・黒田知永子女史ではない)。
コメント
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