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緑の川の流れるところ☆母と娘のヅカ物語

あっという間に娘は高校生(笑)お勉強・お弁当・時々宝塚な日々です☆

娘と園そして我が家のモンテッソーリ♪

2008年03月23日 | 低学年の勉強・読み書き・計算・家庭学習

卒園式も終わったところで、娘の園生活を回顧します。娘は、3歳から
西東京にある、私立保育園で「モンテッソーリ」教育法に基づく個別
保育を受けてきました。
(西東京はモンテの園は2園しかないのでわかってしまうかな?)

練馬から引っ越してきましたが、特徴のある教育方針を持つ幼稚園
私立保育園を探していたところ、こちらを知りました。

なんと市の公立保育園と同じ扱いなので、保育料も安く、保育時間も
比較的長い
お電話で話を伺ったり、見学してピン!とくるものがあり
ました。「この園なら、当分仕事も続けられて、いざとなったら小学校
受験に切り替えられる・・


実際、園で学んだことは多かったです。教室には①日常生活の訓練
②感覚教育③算数教育④言語教育⑤文化教育
という5分野にわた
る教具が、園児の手に取ることのできるところにズラリと並んでいます。

園児は自分の興味やその教具での進行ペースに合わせて、「自主的」
に教具を手に取り、「お仕事」と呼ばれる活動を行ないます。先生方は、
主に個別に、ときには同じ興味を持った園児のグループに適宜、指導を
してくださいます。しかしあくまで、強制したり、教え込むことはしません。

ポイントは、①自主的に②繰り返し③集中し④達成する です。このサイ
クルの実現により、子どもたちはあらゆる能力を伸ばしていきます。

こちらで培われた集中力・持続力は、娘が小学校受験で行った幼児教室
や家庭教師の先生にも高い評価をいただきました。
実際、受験におきましても、大変評価してくださる学校もありました。短期
間の準備ということもあり、「補欠」という形でしかご縁をいただくことは出
来ませんでしたが・・

園に対しては感謝の気持ちでいっぱいなのですが、やはり保育園という
こともあり、「ドタバタ感」はありました。また、公立園に準ずるという意味
で「平等」ということも重視され、あまり「教育面」でのメリットを強調はされ
ませんでした。

ですが、個別の相談にはとことん向き合ってくださる園であったと思いま
す。先生にもよるのでしょうが、娘が年長時にお世話になったベテランの
先生方は本当にすばらしい方でした。「家庭教育」の大切さを認識させ
られたのも、先生方とのお話の中ででした。

まあ、モンテの教具は一つ一つ大変高価で、最低2万~3万円はします
ので、それらを使用できただけでもお徳だったかな~と思います。

また、一斉活動がないかというとそうでもなく、ある時間になると、一斉活
動や外遊びが当然入ります。また行事に対する熱意も相当なもので、こち
らも一斉活動の一環でしょうか?
個別と一斉のバランスは取れていたと思います。

娘の習い事で他の幼稚園にお邪魔することもあるのですが、壁一面に
同じテーマで書かれた園児の絵や、一つの作品を皆で仕上げたものが
掲示してありました。普通の園では当然の掲示物なのでしょうが、モンテ
の園では全くなかったですね。

書けばキリがないのですが、かなり特徴的な幼児期の教育経験であった
といえます。
個人的には大変満足して卒園を迎えました。(費用も安かった・・

小学校へ入の学を控え、新しい環境へ親も子もデビューです。
「保育」から「教育」へ「保護」から「自立」へ、その過渡期である大変重要な
低学年期を迎えます。
やはり大事なのは「家庭」ですね。

小学生へのモンテの本は多くはありませんが、活かせる面はたくさんあります。
次の機会に、我が家の「ちょこっとモンテ」を紹介しますね♪


影が身に添うがごとく・・・

2008年03月10日 | 低学年の勉強・読み書き・計算・家庭学習

NHK大河ドラマの「篤姫」で、姫の老女である幾島女史
(松坂慶子)が言っていました。
「影がその身に添うがごとく、離れることなく寄り添って、
お世話申し上げます」
(細かいところは違うかも知れないけど)

まさに、低学年時の家庭教育の真髄はここにあるのでは
ないでしょうか?小学校に入って1人で学校に行けるよう
になる。自分で読み書きできる。学校のテストがほぼ百点
で、家で宿題のドリルはやっているみたい。
だからといってそれでよいのでしょうか?

学力が偏差値といった数字で測れる年次になるまでは、
数字で測れない興味の広がりを大切にし、それに見合った
書物を与えたり、体験をさせたり・・とことのほか手間がか
かります。

同じ5分で計算を解いても、コンスタントに各問題を進んで
いるのか?どんなところで手が止まっているのか?

ピアノも、ご飯の支度をしながら、娘の音色を聞いているだ
けではわからないことも多いです。

指使いは正しいか?手元ばかりでなく、楽譜に目をやりな
がら弾けているか?姿勢はどうか?・・・などです。

書取りも、書き順は正しいか?消しゴムのかけ方は効率
的か?などなど・・・

それより何より、「筆圧が良くなった。3連符がなめらかに
なった」など、ささやな進歩に気づいて、褒めてあげたい。

時には、子どもの自主性にまかせて、手を出さず、口を出
さず、ぐっと見守って、タイミングを図ることも必要です。

まさに、影のように寄り添っていなくては出来ない所業か
と思います。

私など、前述の「篤姫」を指南する「幾島女史」のように、
諸芸百般に通じているわけではもちろんありませんが、この
役割は「学校」にのみ期待するのでなく「家庭教育」の果た
すべきものであると考えています。

いつか本当に「影」にならねばならない日が来る・・・
その覚悟をしつつ、子育て・教育していきたいと思っています。