日本語教師の見た中国とか…

日本語教師が見た中国をつらつらと綴ろうとはじめました。帰国後、大学院生を経て今はとうとう専任日本語教師だ~。

会話のとっかかり

2007-08-12 22:32:55 | 異文化
初対面の外国人と話すとき、とっかかりとしてどんな話題を出します?

知り合いの韓国人が嘆いていました。日本に来て10年くらい、その間、

「キムチを毎日食べますか?」っていう質問を何度言われたか・・・。最初のうちは答えているけど、だんだん嫌になってきて最近は「食べませんよ~」って答えるようになったんだって(「本当は毎日食べるんだけど・・・」といってました)。

話していてふと気づいたのが、確かに自分もステレオタイプを会話のきっかけに使うことが多いな~ってこと。


その知り合いが先日ブルガリア人と会いました。思わず・・・

「毎日ヨーグルトを食べるんですか?」って聞いてしまったんだって。結局人間なんて同じなのよね~という話でしたが、ついついステレオタイプから会話を始めてしまう気持ちはわかるな~。僕も留学中・・・

「すし作れるの?」

って何回も聞かれたもの。つくれへんっちゅうねん。これは完全にステレオタイプ先行型。

これは聞かれる側にとってはかなりうっとうしいことかもしれません。くだんのブルガリア人も、ヨーグルトネタがあまりにも多いのでかなり辟易しているとのこと(次に多いネタは琴欧州だとか)。こっちは話題を盛り上げたいっていう気持ちなんだけどなかなか難しいですよねえ。

かくいう私もインド人みたらついつい・・・

「カレー好き?」

って聞きたくなるもんね。話題には注意しましょうね~。もう一歩踏み込んで、

「「カレー好き?」っていう質問ばかり受けるんじゃないですか?日本では。」


なんていうとちょっと国際派の日本人になれるのでは・・・


今回はなんだか国際マナーの実用書みたいになってしまった。