いい日旅立ち

日常のふとした気づき、温かいエピソードの紹介に努めます。

終の敵、終の味方~友情は死ぬまで続くか~

2019-08-13 19:43:13 | 短歌


一生付き合う親友というものは存在するのだろうか。
なかなかに難しい問題で、百人百様であろう。

ある歌人は、次のような短歌を詠んだ。

……

あかるさの雪ながれよりひとりとてなし終の敵、終の味方

……

作者は、60年代の学園紛争に加わった。
その苦い経験から、
死ぬまでつきあえるような人間などいやしない、
と言い切ったのである。

若い頃、
わたしは、私淑する先生に、
「君は、1人だけでも味方がいたらすごい力を発揮するんだよ」
と言われた。
それは、
身に沁みてわかった。
だれだってそうだ。
死ぬまで付き合う友など、
そうたくさんできるものではない。
「神様だけは死ぬまで味方よ」などと甘いことは言わない。
そんな事を言うと、笑われるだけだろう。

ところが、
そういう友が、できた。
普通の人なら一生でそいいう人がひとりいれば十分だろう。
が、
いま、終の友が3人いる。
「おれが生き残ったら、必ず葬式に行く」
と誓いあった。

かつて、
父が79歳で亡くなったとき、
「終の友」がひとりだけいたことを知った。
葬式にも来てくれた。
それは、どんなひとなのか。

次の機会に、書く。








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