いい日旅立ち

日常のふとした気づき、温かいエピソードの紹介に努めます。

104歳の老棋士の教え~日野原重明先生と同い年~

2019-08-19 06:48:48 | 将棋


老人ホームで出会った老棋士の話。
Tさんは、104歳にして、なお将棋を指された。
主任介護職の方に車椅子で移動させてもらい、
日常を過ごされる。
ボランティアで将棋を指すわたしと、気が合った。
まだまだ強く、昔の鍛錬の跡が見えた。
介護職の方は、
「この人は左手の小指を突き出して『港港にこれがおる』というんですよ」
と、紹介してくださった。
彼は船乗りだったので、船の寄港するあちこちの町に彼女がいたというのである。
また、Tさんから学ぶことが多い。
ふと漏らす言葉に、心から感動することがある。
そうした例をたくさん聞いて、わたしも感心した。
104歳まで現役医師として働いた日野原重明先生ほどでなくとも、
100歳超で、尊敬できる方は多い。
亡くなったとき、ご遺族から、
「一緒に将棋を指してくださってありがとうございました」
と、ねぎらいの言葉をいただいた。



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