いい日旅立ち

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親殺しは重罪?~憲法における法の下の平等~

2019-01-19 20:02:21 | 憲法


かつて、
刑法は、
尊属殺という規定を設けていた。
自分や、配偶者の直系尊属の殺人は重罪、
として、200条で、
特に重い刑を定めていたのである。
この問題には、
最高裁判所が違憲判決を出した。
そして、
1995年に刑法を漢字ひらかなに直す機会にあわせ、
国会での審議により、
尊属殺は刑法上存在しなくなった。

確かに、尊属を大切にすることは
重要だが、法律上、そうしたことを規定するのは、
憲法違反だ、
という結論を出したのである。

憲法第14条1項 すべて国民は法の下に平等であって、人種、信条、性別、社会的身分又は門地により、政治的、経済         的又は社会的関係において、差別されない。

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