いい日旅立ち

日常のふとした気づき、温かいエピソードの紹介に努めます。

家族の歌~河野裕子の死を見つめた344日~

2018-09-30 09:35:59 | 読書
戦後短歌の開拓者、河野裕子。
歌人で京都大学名誉教授の永田和宏の妻である。
河野は、21歳で永田和宏と出会い、26歳で結婚。
2児を設けた。
長男と長女も歌人である。
54歳で乳がんとなり、10年間の闘病ののち、
2010年、64歳で逝った。
10年間の闘病生活は、
永田和宏著「歌に私は泣くだらう」に詳しい。

死の直前の344日、
4人が、交代で、エッセイと短歌を新聞に載せた。
それぞれの思いと苦労がしのばれ、
涙なしには読めない。

俵万智の感想。

「家族というものの素晴らしさを、ひとつの普遍的な形で示してくれた一冊として、
本書を抱きしめたいと思った」

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