いい日旅立ち

日常のふとした気づき、温かいエピソードの紹介に努めます。

名歌鑑賞⑬~五島美代子~美智子皇后の歌の師匠

2019-04-04 17:29:44 | 短歌


五島美代子は、「心の花」に属し、
活発な作歌活動を展開した。のち、
「尖端」「立春」を創刊。
歌集として、
「暖流」「新編母の歌集」
などを出版した。

美智子皇后の歌の指導をしたことも有名で、
厳しく「今の心」を詠むことを昌道した。

娘は、戦後初めて女性を受け入れた東大に入学した。
喜んだ美代子自身も東大で講義を聞いた。
しかし、
その愛する娘が自死してしまった。
次の歌は、その娘の幻影を追うように、つくられた一首である。

……

亡き子来て袖ひるがえしこぐとおもふ月白き夜の庭のブランコ

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