「令和の」東京オリンピックは閉会し、史上最多の27個の金メダルを獲得しました。
それはすばらしいことですが、実は「昭和」の東京オリンピックはもっとすごかったと言えなくもないのです。
「昭和」の東京オリンピック(以下「昭和」と略します)の金メダルは16個。
ところが、「令和」の東京オリンピック(以下「令和」と略します)は27個も金メダルを取りましたが、そもそも「昭和」ではなかった種目が多くあります。
スケートボード、空手は今回が初めてだし、卓球、野球、ソフトボールは「昭和」ではなく、柔道、ボクシング、レスリングは男子だけでした。
「令和」で取った金メダルのうち、16個以上は「昭和」にはなかったのです。
何故16個以上という書き方をしたかというと、「令和」で男子柔道は5個の金を取りましたが、「昭和」では4階級で金3,銀1でした。このように細かく見て行くと金メダルの数を単純比較するのは無理があります。
少ない種目数で16個も金メダルを取った「昭和」は、史上最多の金メダルを獲得した今大会以上にすばらしい成果を上げていたと考えることもできるでしょう。