小安中学校第10期生 Version 2

自然豊かな栗駒山麓にたたずむ学び舎から巣立った、我等40人の恋と涙と心の交流を綴るサイトである。

おかしな男その2

2010年09月24日 | 奇人変人シリーズ
おかしな男“J一君”



この男の話は涙なくても笑えます。

現場監督をしていた頃、どうしても一人では出来ない墨だしの手元を、
頼んだときのことです。コンクリートに柱や壁の正確な位置を出すときに手伝って
もらいました。X方向とY方向の基準芯から寸法を実寸で表示していきます。

X方向に8m、Y方向に5mメートルの墨だし作業をします。

彼に巻尺の0(ゼロ)を基準芯に合わせてもらって、私が8mの墨をコンクリートに
印をつけます。一回目に8mを印してもう一度8mのところを見ると少しズレがあります。
おかしいと思ってもう一度見ると、また少しズレてきます。

変に思って、基準芯に0(ゼロ)を合わせて確認してから、やはり8mの目盛りを
みるとやはり違ってきます。おかしいなあその後の二人の会話です。

私 「おい、基準芯に0があっているか?」
J一「合っていません」
私 「0、に合わせろ」
J一「分かった、合ってるよ」
私 「ちょっと引っ張るぞ、合ってるか?」
J一「合ってないよ」
私 「合わせろよ」
J一「わかった、合ってるよ」
  (ちょっと引っ張る)
私 「合ってるか?」
J一「合ってないよ、監督さん引っ張るんだもの」
私 「この馬鹿、なんで緩めるんだ」
J一「だから、最初は合ってるんだけど、段々ひっぱられるから合わなくらる」
私 「帰れ、仕事にならない」


手伝ってもらうとき、紹介者が普通と違うと言っていっていたが、
こんなにも役に立たないとは思わなかった。
この男は、「ハローワーク」からの紹介だった。

ここで一句 「初コンビ J一君とは マンザイか」 (この男と半日の仕事が1日かかった)


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