先日(18日)、羽後高校で開催された講演と芸術鑑賞会「成田為三
と日本の歌」に行ってきました。東京芸術大学の佐野靖教授による講演
と胡錦濤主席来日のさいに日本歌曲を披露した山形県出身のソプラノ
歌手(佐藤容子)とピアニスト(前田拓郎)による演奏でした。
講演で「歌の力」について、東日本大震災直後に被災者が必要とした
ものは、「水と情報と歌」だったことが紹介されました。
演奏家は「アスリート」です。 エネルギーが一杯な状態でないといい演奏
はできない。音楽もスポーツも準備が大事です。・・・・・・・・。
日本のトップクラスの透き通るようなソプラノの声に魅了されました。
荒城の月、浜辺の歌、おぼろ月夜・・・・の歌にいやされました。
成田為三は秋田県北秋田市米内沢出身。有名な「浜辺の歌」は
東京音楽学校在学中につくられ、卒業後の大正7年に出版されました。
「かなりや」や数多くの親しみやすい童謡を残しています。秋田県民歌
の作曲者が成田為三でもあります。(秋田県民歌:秀麗無比なる
鳥海山よ 狂爛ほえたつ 男鹿半島よ ・・・・)全国の県民歌の中でも
すばらしいこと、あらためて見直しました。
「浜辺の歌」
作詩:林古渓、作曲:成田為三
1、あした浜辺をさまよえば
昔のことぞ忍ばるる
風の音よ 雲のさまよ
寄する波も かいの色も
2、ゆうべ浜辺をもとおれば
昔の人ぞ忍ばるる
寄する波よ かえす波よ
月の色も 星のかげも
※あした(朝)、もとおれば(めぐれば、さまよえば)
(サトー)
知っているけど歌えない。
県民の歌「朝明け雲の~♪」
は学校で歌わされたので歌える。
秋田県には二つの県民歌がある。
「秀麗無比なる 鳥海山よ♪」は
ユーチューブでダウンロードして覚えようと思う。