ハーグ条約:「日本も批准を」 リシャール・ユング仏上院議員に聞く
出典:毎日新聞 平成22年12月15日
http://mainichi.jp/select/world/news/20101215dde007030019000c.html
(※以下、毎日新聞より全文掲載させて頂きます。)
◇国際結婚「文化の混在」前提に
仏上院で、日本にハーグ条約早期加盟を求める決議案を出したリシャール・ユング議員(社会党)に聞いた。
□
今年日本で調査したが、日本では妻が子の面倒を見、夫は働くという役割分担を行う傾向がある。このため離婚後は(妻の親権が強く)裁判所にも「外で働く」夫が、子に面会できないのは当然との考えがある。だが仏では離婚後も夫が子の面倒を見るのは当然で、面会を許すべきだ。
国際結婚の場合、二つの別の文化が混在する。我々が日本に早期の国際条約加盟を求めるのもこのためだ。
仏は09年、他の欧米諸国に先がけ、日本と問題を協議する政府間委員会を設けたが、日本には外務省だけでなく、問題を直接担当する法務省関係者の積極的出席も求めたい。
【聞き手・パリ福原直樹】(毎日新聞 2010年12月15日 東京夕刊)
出典:毎日新聞 平成22年12月15日
http://mainichi.jp/select/world/news/20101215dde007030019000c.html
(※以下、毎日新聞より全文掲載させて頂きます。)
◇国際結婚「文化の混在」前提に
仏上院で、日本にハーグ条約早期加盟を求める決議案を出したリシャール・ユング議員(社会党)に聞いた。
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今年日本で調査したが、日本では妻が子の面倒を見、夫は働くという役割分担を行う傾向がある。このため離婚後は(妻の親権が強く)裁判所にも「外で働く」夫が、子に面会できないのは当然との考えがある。だが仏では離婚後も夫が子の面倒を見るのは当然で、面会を許すべきだ。
国際結婚の場合、二つの別の文化が混在する。我々が日本に早期の国際条約加盟を求めるのもこのためだ。
仏は09年、他の欧米諸国に先がけ、日本と問題を協議する政府間委員会を設けたが、日本には外務省だけでなく、問題を直接担当する法務省関係者の積極的出席も求めたい。
【聞き手・パリ福原直樹】(毎日新聞 2010年12月15日 東京夕刊)