oteshio日記

oteshio店主の日常

57候 立冬・末候 金盞香し

2013年11月16日 | oteshio72候
金盞香し(きんせん こうばし)

金盞とは、水仙のこと、水仙の花が咲き、かぐわしい香りがだだようころ。
だ、そうで・・・
札幌で今頃、水仙?と、思うのですが、
水仙の開花時期は本州では、11月~3月、
お正月の生け花にも使われるようです。
たしか、樋口一葉のたけくらべにも、水仙は出てきたような・・
とても、馴染みのある花なのですが、私達は春まだ寒い時期に
すくっと、立って咲いているあの花のイメージですね。



着物は、無地の大島紬
帯は、スンバのイカットで作った名古屋帯。

この大島紬は最初、ところどころに蚊絣が入っていたのですが、
どうしても、気に入らないので、再度泥染に出して無地にしてもらいました。
何度も、水を通しているせいか、柔らかく着やすくなって
手元に届きました。
本当に良く着ている着物です。
あまりに登場回数が多いので、八掛けが擦れてしまい、
最近、八掛けの天地を逆さまにして付け直しました。

帯は、インドネシア、ヌサトゥンガラ諸島にあるスンバ島の布で作った帯です。
イカットというのは、絣の事。
糸を紡いで、染めて、織って、すべて手作業で仕上げた布は
時を経て今、私の帯になりました。







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