oteshio日記

oteshio店主の日常

幸田 文 「きもの帖」

2011年02月17日 | oteshio文庫


節分も過ぎて、外はまだまだ寒いですが、日差しが春めいてきました。
そろそろ、着物が着たくなってきました。先日、本屋さんで幸田文の「きもの帖」を見つけ、この手の本は素通りができませんね・・

もちろん、着物についていろいろな事が書いてありましたが、なかでも、
「宝もいろいろありますが、おしまいまで残るのはいい友でしょう。衣服を着るという楽しみは、女にとっては財産の一つといえますが、この道にもまた何人のよき師、よき友人にめぐり逢えたといことが、財産の質にも量にもつながってくることです。」
という件が、まさしく、そのとうりですね。たかが着物ですが、されど着物・・そういう思いの人達によって、oteshioもなんとか続ける事が出来て、私自身も着物を通してよき師、よき友が増え財産になっています。
そして、もっと、もっと、財産の量と質を高めていくにはどうしたらよいのかなぁーと、思う今日この頃です。