おっちゃんの四季通信

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「葛城の道」を歩く その10

2009-02-23 04:38:30 | ウォーキング

「葛城の道」を歩く その10
やっと一言主神社へ到着です。
神社の階段をあがります。
葛城の大神、一言主神社(ひとことぬしじんじゃ)は、
願いをひとことだけ聞いてくれるという神です。
里の人は「いちごんじさん」とよびます。

階段をあがれば拝殿が見えます。

そして有名な高さ約20mの大イチョウの木が・・・・・

大きな木から木の途中から乳房のようなものがたくさん出ています。
宿木でしょうか・・・・


「乳イチョウ」と呼ばれています。

万葉集の碑が・・・・・
漢文なので読みにくいのですが・・・・・
「葛木の其津彦真弓  荒木にも憑めや  君やわが名告りけぬ」

横に説明が・・・・

境内にある蜘蛛塚です。
謡曲、土蜘蛛は源頼光(金太郎を家来にした武将)に襲いかかった
葛城の土蜘蛛の亡霊が四天王に退治される説話です。
土蜘蛛というのは、古代に大和朝廷に従わなかったその地の首長や
集団をさす蔑称だと言われています。古代にこの地で、戦いがあったのでしょう。
蜘蛛塚は土蜘蛛と呼ばれた人々の供養のために一言主神社の拝殿の脇に
ひっそりとあります。


ボケ封じの御利益があるという「至福の像」です。

拝殿に参拝してひとことお願いします・・・・・


祭神は、古事記や日本書紀の中に見える事代主命です。
 雄略天皇が葛城山で狩をしている時、この神は天皇と同じ姿で現れ、
天皇が「お前は何者だ」と問いかけたところ、「私は善事も悪事も一言
で言い放つ神である」と申されました。天皇はひれ伏し、その後、共に
狩を楽しみ、神は久米川(現曽我川)まで天皇を送って行ったという事です。
しかし、続日本書紀によれば雄略天皇と狩の事でいさかいを起こし、四国
の土佐に流されたという事です。土佐風土記によれば、その後許されて
葛城の高宮付近に祀られたと記されています。
 また、今昔物語に登場する一言主神は顔が醜くかったと伝えられ、葛城
の怪人と言われた役行者は、修行のため、葛城山と吉野の金峯山の間に
岩橋を架けるため、諸神を集めて、架橋工事をさせますが、一言主神は顔が
醜かったため、昼は働かず夜しか働かなかったので、石橋は完成しませんで
した。役行者は怒って、近くの小川のそばの大木に一言主大神を縛り付けて
しまったという事が記されています。
調べてみると面白いですね。歴史に興味のある人は、是非訪れては・・・
階段を下りて・・・・・・


階段を下ると葛城一言主神社の案内が・・・・

道を左折して・・・・・ 九品寺の方向に

少し山の方向に・・・・・

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