音多歌樂箱 オタカラバコ・音楽療法の待合室

東信濃に生息する看護師×出前音楽療法士ハラサチコの覚書。

子どもの未来を憂う出来事

2009-05-12 21:27:55 | 申:Objection!
子どもではなく、大人に感じたこと。

先週末の深夜、近所の万○書店にて。
絶版レア音源や小道具が見つかったりするので度々行くのですが、
店内をウロウロしていたら、乳幼児数人含む家族らしき団体と
すれ違いました。
先日行った深夜のドン○ホーテでも、若夫婦と幼児の組み合わせを
複数見掛け、なんとも複雑な気分になりました。
まあ、家族のライフスタイルも生活リズムもさまざまですよね。
その時以上に万○で遭遇したご家族に妙な引っ掛かりを感じたのです。
なぜか。
それは、その集団の中に「祖母らしき女性」がいたからです。
しかも、ちびっこを店内に放ち、若夫婦よりテンション高く
店内奥のゲームコーナーにてパチンコに興じていたその御婦人は
私の母よりちょっと若いと思われる、ごく普通の人でした。
かたや店内を駆け回る子どもたち。高価な商品や死角があっても
(もちろん人にぶつかる危険もあり)我関せずな大人。
その日だけ、思う存分はしゃいだだけなのかも知れないにしても。

そんな光景に遭遇したものの、わざわざブログに書くほどでも…と
思っていたのですが、考えが変わる出来事がありました。
きょうの昼休み、某ショッピングモールで買い物した後、
「お客様からの御意見」掲示コーナーに久々に立ち寄ってみました。
私は以前、衣料品のサイズ展開について意見を出したことがあり、
本部の方に誠意ある対応をしていただけた経験があるのですが、
まあこの「御意見」の大半は辛口、むしろ理不尽に感じるくらい
辛辣だったりします。
そんな中で見つけた、孫と来店したおばあちゃん(じいちゃん?)の
意見を読み、またまた考えてしまいました。(以下、概要)

私の孫は、あるコーナーの人形を抱くのが楽しみで来店している。
なのに先日、いつもどおり人形を手に取った孫が店員に叱られた。
私(投稿者)はちょっと離れたところからその様子を見ていたが
人形を取り上げられたのでとても悲しかった。

えーと、
えーと、
親の親世代がこのように言うということは、
「買わないものには触れない」というしつけはされないまま、
この子は大きくなるんだね…はぁ。
ちなみに、その人形も「商品」であると推察しますが、扱いが
粗雑だったり度を越していたりすれば、店員さんより先に身内が
その手を止めてあげないと。
古い考えでしょうか?
でも、こういう気持ちを、自分よりもはるかに年上の方に対して
抱いた、ということがショックでした。
小さい頃、自分がお店の中でこんな場面を作りだそうものなら、
両親からどえらく叱られた(拳骨つき)ものです。
そんな両親も、甥っ子や姪っ子の前では好好爺。今は昔。


私がお世話になっている先輩方は、分別のつく方々ばかりですが、
ひょっとしたら、私も含めて誰もが「身内に対しては例外」と
なりうる面を持ち合わせているのかも知れませんね。
ただ、「我が子を傍若無人な大人に育てない」ための努力も
子育てに関わる大人の大事な要素なのではないか、と思います。


蛇足;以下、叔母バカのつぶやき。

甥っ子や姪っ子と関わる時、けっこう「鬼叔母」になるのも
良いことは良い、ダメなものはダメ、という感覚が彼らの中に
ちゃんと芽生えてきているからです。

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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
はじめまして (ミャーコ)
2009-05-13 01:43:40
はじめまして。私は高齢者の施設で働いているものです。かなり前からこちらのブログを拝見させて頂いております。きっかけは、私の施設で昨年の半ばから音楽療法の先生を招いているのですが、どうしても納得がいかず、他の療法士さんのことが知りたくて検索していたところ、こちらと出会うことができ、楽しみに拝見させて頂いております。自己紹介が長くなりましたが、私も先日ド○・キ○ー○で三才位と二歳位の幼い兄弟が二人で片っぱしから商品を床に落として歩いているのを見かけ、唖然としました。私は四十代前半ですが、確かに自分の親位の歳の方でも、非常識な行動を許してる方が多いことに驚きます。因みに私はいけないことをしている子供を見かけると「こら!」と言って睨み付けます(笑)。コメントデビューがこの話題になるとは思ってもみませんでしたが、今後とも宜しくお願いします。
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Unknown (だいず)
2009-05-13 06:22:02
うわー商品は店のものじゃなくて、「みんなのもの」ですか~。
馬鹿親とか馬鹿母なんて言葉が前にはやってましたが、どうもその上の世代に非常識な人をみかけます。年齢的にそうなっていくのでしょうか。
私たちの祖父母の時代は大変きびしかったように思いますが。

店内を奇声をあげて駆け回る子に対して、「あぶないからやめなさい」と言っているお父さんをみましたが、それは怪我をするからやめなさい、という意味で、他人に迷惑をかけるとか、商品が並んでいるとか、公の場でのしつけではありませんでした。びっくり!!!
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おっしゃる通り (やあちゃん)
2009-05-13 10:40:10
以前、職場でもこんなことがありました。とあるショップで母親が買い物に夢中で目を離しているうちに、どうやらその子供が商品(小さな雑貨)を食べてしまったかもしれない、それだったら(子供が)大変だから、商品がなくなっていないか調べてくれと電話がかかってきたそうで・・・違うだろ!と腹が立ったとショップスタッフは嘆いていました。こんな親にはなりたくないな。

子を持つ親として、考えさせられることですよね。ホント。私は俗にいうおばあちゃん子だったので、中身も古~いんで見ていて「なんだかなぁ」と思うことが結構あります。ただ、我が身を振り返って、果たして自分はどうなんだろうと思った時に、ちょっとドキドキしますね。出来てるんだろうかと。これからも自問自答しながら子育てしていかなくちゃいけませんね。
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こちらこそ、はじめまして (ハラサチコ)
2009-05-13 22:16:00
シビアな話題ですが、こんなに真剣にコメントして
くださる方がいる・・・とてもありがたいことです。

ミャーコさま;

はじめまして。コメントありがとうございます。
いつも読んでくださっているとのこと、とても嬉しいです。
私も実は「こらっ」と密かに&頻繁にやっちゃってます。
で、親御さんに睨まれるクチですが、気にしない。
最近だったら、パン売り場のトングで遊んでいた子が
それを床に落としたのち、他のトングが入っている
入れものに戻して去ろうとしている場面とか、
お肉のパックに指型をつけていた子の指がプスッと
ラップを貫通したときに発令しました。

ミャーコさんの現場でのお話も、とても気になります。
よろしかったらまたお話を聞かせてくださいね。
(ちなみに「ブックマーク」内☆Contact with me☆は
メールアドレスのリンクになっています。)
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そう、その上がそうだってのが (ハラサチコ)
2009-05-13 22:27:48
だいずさま;

そうなんです!!モラルを持っていてほしい世代の
行動というのがショック。
(でも、なぜかその世代、子ども世代の他人には
理不尽にジャッジが厳しい傾向がある)
でもほんと、私の祖父母世代も、誰にも厳しかった。
小学校の登下校でも、よく怒られたり誉められたり
しました。そういう経験、今は少ないんでしょうね。

「公」という概念が全体的に薄れてきているのかな・・・
心配するのも「親御さんが」という視点ですもんね。
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そりゃひどいな (ハラサチコ)
2009-05-13 22:40:49
やあちゃん;

百貨店に来るお客様にも、そんな常識外れさんが
いるのか・・・店員さんは大変だ。
親が目を離したところでアウト!なはずなのですが
そこへは立ち返らないのが不思議ですね。
で、それはたぶんその上の世代(親の親)から
そういう教えを受けそびれた、ということなのかも。
保育士をしている友人曰く、
今のおばあちゃん世代の中には「孫とは遊びたいけど
嫌われたくないから叱らない」という考えを
持っている人も多いのだそうです。
そうやって大事な時期の「叱られ経験」を欠落させて
しまうのかと思うと、なんとも・・・
子育て経験のない私でも、ヤバイことだと分かります。
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