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福岡中2自殺 学校と教師と親について

2006年10月16日 | THE NEWS[時事ネタ]
さて、アメ支局で予告したので早速書いてみよう。
はい、例のいじめ自殺の件です。
かなり長文です。
興味ない方読まないほうがいいです(汗

2年生自殺の三輪中、いじめ7─8件を「0件」と報告

以下記事引用
福岡県筑前町立三輪中2年の男子生徒(13)がいじめを苦に自殺した問題で、合谷智校長は16日の記者会見で、同校ではこの数年間、7、8件のいじめが起きていたのに、担当教諭の指導などで解決したため、「いじめが続くことはない」と判断し、町教委に「0件」と報告していたことを明らかにした。


昨日未明にこの学校の校長は会見で
「教師の行動が直接的に自殺に結びついたとするのは危険だ」
なーーんてアホな事言ったと思えば、
注目集まる今朝の集会では"いじめ"を"プレッシャー"と表現変えて
子供たちに説明するし。

まったくね、馬鹿真面目すぎるよこの校長。
余計な事言うから火に油が注がれるのに。( ̄_ ̄ i)
おまけに生徒たちに「私が君たちを守ります」とか言ったんだって?
そんな事で子供に媚売ってどうすんのよ・・・・・。
事実は事実としてちゃんと説明しなきゃー。
時代錯誤も甚だしい。まるで昔のドラマの校長を見てるみたいだ。
オマエらのほうがよっぽど偽善者になりきれない偽善者だよ。

今回に限っては教師が圧倒的に悪いとは思うけど、
ただ、起こった事全てを学校や教師になすりつける前にそれぞれに区別する必要はある。
ようは何でもかんでもひっくるめて学校、教師の責任になってしまうのは危ないと。
例えばちょっとした冗談でも子供との会話に教師がビクビクしなくちゃいけなくなる風潮、
そういう事が「危険」だと校長は言いたかったんだと思うんだ。
いや、事なかれ主義は当然あるでしょう。
でも、こんな誰が聞いても「アホかこの校長」と思うことを
平気でやってしまうその根底には
今までの悪しき教育の原点そのものが腐ってて、
しかもまだ脈々と受け継がれてる証拠なんよ。
その原点を変えない限りこのような校長の考え方がまかり通るのは避けられないな。

昨日のよみうりテレビ「そこまで言って委員会」で、
タイムリーに滝川市のいじめの問題を取り上げ、
結局教育現場における現在の問題点は学校もそうだが「親も悪い」という流れになった。
まぁ取り上げた例が「義務教育だから給食費は払わない」という
どうしようもない馬鹿な例ばかりだったけど、
結局どれもこれも大人の都合なんだよな。
犠牲になるのは子供。

今回で言えば自殺した子がインターネットにハマって
それから早退が増えた事を母親が教師に相談したって聞いてるけど、
その相談内容を漏らした教師が大いに問題には違いない。
でも、そういう生活態度の話を教師に相談する前に家庭で何とか出来なかったのか?
そしてこのいじめのあった間、何らかのサインを子供から受けてなかったのか。
もっと学校側と話し合い自殺までに食い止める術はなかったか。
この教師を責めるのは簡単だ。
それに仮にいじめの事実を相談したとしてもこの学校はもみ消したかもしれない。
ただ、こうやってまた一人自殺してわずか数日でまた風化されて忘れられていく。
それだけでは何も解決しないと思うのよ。

できればこの学校の校長にはその解決の糸口すら掴めてないついでに
人々の脳裏に焼きつくくらい毎日とんでもない会見をしてもらってもいいかもね。
ちょっと真剣にかんがえなきゃならなくなってると思います。
自分の子孫たちの未来のために

それにしてもまぁなにより厄介なのは「朝ズバ」で知ったんだけど
学校から文部科学省へのいじめによる自殺と考えられる件数が
99年から05年まで全て0件で報告されてるって点
これには呆れたね。
毎年100人以上の自殺する小中高生が居るってのにさ。
何のメンツなんだろうね?
こうまでして学校を聖域として守りたいものは?

実は土曜日、たまたまスカパー見てたら「金八先生スペシャル6」やってたんだよね
87年度制作のやつ。
生徒役の小川範子(役名は忘れた)が教室で自ら服を脱ぎ、
それを止めようとする金八に一転
「金八に襲われた」って教頭に泣きつくというショッキングな冒頭。
で、調べると実は妊娠4ヶ月だったって話。もちろん金八の子ではないけどね。

まぁ何が言いたいかって言えばその時学校側の対応が全てを物語っているなぁと。
校長は学校の保身第一で「この事は絶対口外してはならない」と、
事件から数分も経ってない女生徒に誓約書を書かせるという驚きの展開。
親への連絡ももちろん、女生徒から事の顛末を全て聞く前にだよ。
しかもそれに対し周りの教師は誰も止めようとしない。
金八を唯一信じてるって言ったお馴染みの先生(吉行和子さんだったけ??)ですら
その校長の横暴ぶりを黙認。
凄いなぁ・・・・いやはやこりゃ当時の学校の体質へのアンチテーゼとはいえ、
今にして見直すと非常に興味深い物語の始まりだった。

結局昨日の「委員会」でもゲストの人が
「昔と違って世間が親にも問題があるという論調になってきたことに驚いている」
って言ってたけど、
オイラから言わせれば80年代は同じTBSドラマ「うちの子にかぎって」しかり
やっぱり学校も悪ければ親だって子供の事分かってんのか?
ちゃんと躾できてんのか?って論調だったんだよね。
そう思うと歴史は別に変わってないなぁ。エスカレートして繰り返してるだけだ。

まぁドラマの中のメッセージをどこまでくみとれるのかってのは
昨年の女王の教室で「不謹慎だ」「教育に悪い」などと騒いだ馬鹿視聴者が未だに多く居る限り
根付いてないってのが実情なんだと思うけどね。
学校の対応へのアンチテーゼはしっかり受け止めなきゃならないし、考えなきゃいけない。
ただ、ドラマだからこういう演出にしたって点と混同させてしまうから
視聴者も「所詮ドラマ」と思ってしまうんだよな。
例えばさっきの金八の場合、
何かあったらいけないからっていきなり女生徒を地元の産婦人科に連れて行くのもどうかと思うし
あまつさえクラスメートに病院出てくるところ見られるという失態までやらかすし。
ちょっと「あちゃーおちゃー玄米茶」な展開がアレなんだが。

ただ、それでも20年前のドラマが今の教育現場の失態を物語ってるのは
やっぱり何だかんだ言って教育現場の事なかれ主義は
当時から言われてたはずなのに進歩してないって証拠だよね。
うむ流石は一時ドラマのTBSと呼ばれた事もある。

まぁ

それでもTBS実にけしからんけどな(σ・∀・)σ

あ、しまった日テレ「14歳の母」だっけ。見逃した。

次回から見よう。


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