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日々の気になる出来事を私なりの切り口で動物たちに報道させます。
時事ネタ、エンタメなんでもありの駄ブログです♪

[カエルの部屋]セレブがどーした

2007年05月19日 | てれつぼ[バラエティネタ]

 カエルの部屋 


「みなさんこんにちは。今日は動物園もお休みなんで
   部屋でゆっくりくつろいでいます。
   いっつもいっつもブタさんのベタベタ理屈や
   ネズミさんのつまらないトークを聞かされて、
   ストレスがたまってしかたありませんわ

ピンポーン

「・・・休みに限ってこれだから・・・・はいはいどなた?」
「やあ、お世話になってます」
「ぶ・・ブタさん。今日は何の用事で?」
「ちょっとそこまで買い物に来てたので寄ってみました」
「あ・・・そう。じゃあどうぞ」
「おっ、流石カエルさん。
   急な来客でも部屋に通すことができるなんて・・・
   さぞ綺麗好きなんでしょうね」
「・・・いきなり理屈っぽい・・・」
「え?」
「いえ・・・さ、どうぞ」
「おじゃましまーーーす。おっ、この絵は何ですか?」
「故郷のポンポン山を上から見た風景画です。
   へたくそでしょう?
   お恥ずかしい話、私が書いた絵なんですよ」
「いやすばらしい!!いつも見上げてばかりだから
   たまには見下げてみようというこのモチーフの斬新さ!
   しかも明らかに自らが見たままを描いた風景画ではなく、
   グーグルの衛星写真を見ながら書いたとしか思えない構図。
   いや、流石はカエルさん」
「・・・・・・」
「おや、スピーカーから流れるこの曲は・・・ショパンですね」
「あ、ええ。ま、休みの日はこんな感じでくつろいでます」
「流石はセレブな生活してますね~いやぁ庶民派の私には真似できません」
「そんな良いもんじゃないですよ。
   あ、そうだ。今日は確かサッカー中継がありましたね。
   ブタさんも見たいでしょう?テレビつけましょうか」
「あ、一応予約録画はしてきましたが、
   友人と語らいながら中継を見るのもオツなものですので是非」
「見たいなら「見たい」だけでいいんですよ」
「こりゃ失礼、どうも日ごろの癖が・・・」



「まだやってませんね」
「そうですね・・・おや、この子は今売り出し中のマリエじゃないですか」
「あぁ、最近よくテレビで見ますよね」
「僕はこの子好きじゃないんですよね」
「え?」
「こういう「セレブのお嬢様」とか高学歴っていう肩書きだけで
   テレビに出てるいわゆる芸NO人って大嫌いなんですよね」
「はぁ・・・」
「最近の番組は何かといえば「セレブ御用達」とか「高級セレブの生活ぶり」とか
   テレビを作る側が格差を助長するような企画ばかりして下らない。
   だからどうなの?って思っちゃいます。
   彼女なんかこれ見よがしに「あちこちの国にマンション持ってます」とか
   つまらない自慢コメントばっかり。
   そしてそれを言わせよう言わせようと作ってる番組。馬鹿馬鹿しい」
「まぁねぇ」
「大体格差社会がどうこういってますけどね、
   マスコミがこんな感じで一握りの高所得者を持ち上げている以上、
   格差が無意識に国民の意識の中に刷り込まれていくわけですよ。
   てっぺん見せられて、ウチは中流だなって思えるわけない。
   ウチなんてまだまだ下流だな。って感じるじゃないですか」
「そんなもんですかねぇ」
「そんなもんですよ。こんな企画ばっかりやってて
   一方では格差が広がっている現状をどう思う?なんて問うわけですよ
   おかしいと思いませんか?」
「はぁ・・・」
「こんな事だからどんどん視聴者が減って行くんですよねぇ。
   いっその事セレブチャンネルでも作ってもらって
   この手のタレントとか企画はそこでしかやらないでもらいたいもんです」
「あの・・・ブタさん、もう帰ってもらえます?」
「あ、ゴメン」

カエルの部屋 終わり
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