説教者：宮崎健男 牧師
説教箇所：新約聖書Ⅰペテロの手紙 ２章９節
人を採用する時に、履歴書を要求される。
そこには、学歴、職歴、趣味、特技などが書かれ、
社員としてふさわしいか厳選する資料として用いられる。
それに対し天国の履歴書というものがある。神様がこの人はこういう人、
身分の人ですよと、私たちに紹介してくれている。
それは聖書のⅠペテロの手紙２章９節から10節に載っている。
「あなたがたは、選ばれた種族、王である祭司、聖なる国民、神の所有とされた民です」２千年前の言葉だが、今の私たちにも当てはまる。何のためにこのような身分、権利を得たか。「それは、あなたがたを、やみの中から、ご自分の驚くべき光の中に招いてくださった方の素晴らしいみわざを、あなたがたが宣べ伝えるためなのです」
聖霊宣教大会で田中菊太郎先生の分科会に参加した。
教誨（きょうかい）師として刑務所の服役者に伝道してこられた。
最果ての刑務所を回り、そこでクリスチャンの殉教した場所を調べたりもした。
実は田中先生自身が大泥棒だったが、暗闇の中から救われて、神様の驚くべき
光の中に導き入れられた。そして御言葉を同じ立場だった人に伝えている。
１．選ばれた種族。
神様が絶対的な主権者。御心どおりに神様は行われる。人を選び、民族を選ばれた。アブラハムは、アラム人でカルデアのウルで神の召しを受けた。ノアの子孫、セムの子孫。テラの息子。アブラハムが選ばれ、イスラエルの先祖となった。数多くの人から選ばれ、信仰の父と呼ばれた。アブラハムの孫としてエサウとヤコブが誕生した。彼の後継者には、ヤコブが選ばれた。エサウは、人に優れたが、ヤコブが選ばれた。生まれる前に、「二つの国民が胎内に入っている、兄が弟に仕える」という預言が与えられていた。
神の摂理によって、私たちは神様に選ばれた。霊的に選民としてくださった。国の存在に関わることでない。イェス様が、父の御心により、ご自身をお捧げになり、救いの道を開いてくださった。神様は、人類の救い主であるイェス様を信ずる者を、キリストにあって選んでくださった。どんな立派な宗教家、道徳的君子であっても、神はそのような人を選ばず、イェス様を信じ、イェス様に仕える人が、救われ選ばれることを、しっかり知らなければならない。
経済・文化・環境保護等の分野で宗教家たちと協力して解決するように力を組めるが、霊的な救いはそのような人たちと妥協はできない。住みよい社会にするため関心を持つことは大事だが。永遠的な救いはイェス・キリストにおいてしかない。神様の選んでくださり、霊的な神の民としてくださった。私たちは選ばれた種族である。神ご自身が選ばれて、天と地の栄光を与えようとしてくださっておられる。誰が何と言おうと、心の中に大いなる自負を持つべきである。
２．王である祭司
アダムとエバは、悪魔の誘惑を受け罪を犯した。悪魔の誘いを拒み罪を犯さなければ、世々代々、王様として支配権を持って暮らせたはず。神の霊をもった支配者だった。しかし罪を犯し、堕落してしまった。悪魔の支配を受けるようになってしまった。滅びの奴隷となってしまった。アダムの堕落以来人間は、自己中心的に歩んできた。恐怖の奴隷、滅びの奴隷として歩んできた。人間には依然として奴隷のくびきが付きまとっている。２千年前イェス様は、私たちの代わりに十字架に架かり、私たちの奴隷のくびきを取り除いてくれた。「アバ父よ」と私たちは、神に向かい子どものように見上げて交われるようになった。新しく生まれた者となった。新しく生まれた人は、私たちの内に神の霊が入ってきてくれる。
私たちは、神の民として、王様として、祭司としての身分を与えられた。もはや、神様の霊の力によって、私たちは罪を支配する。蘇りの恵みによって死すらも、克服できる。敵の勢力をコントロールし、支配しなければならない。中国のクリスチャンのように。御言葉を信じ、実行しなければならない。神様はこうしてください、どうしてください、と求めるだけではなく、自分でするようにと、大いなる身分を与えられている。罪を自分から遠ざけさせねばならない。王なのだから私たちはその姿勢を持ってゆく。命令してゆく。死の病も命令して支配する。「あなたの信仰があなたを救った」とイェス様が言われたように。
（文責：三浦）
説教箇所：新約聖書Ⅰペテロの手紙 ２章９節
人を採用する時に、履歴書を要求される。
そこには、学歴、職歴、趣味、特技などが書かれ、
社員としてふさわしいか厳選する資料として用いられる。
それに対し天国の履歴書というものがある。神様がこの人はこういう人、
身分の人ですよと、私たちに紹介してくれている。
それは聖書のⅠペテロの手紙２章９節から10節に載っている。
「あなたがたは、選ばれた種族、王である祭司、聖なる国民、神の所有とされた民です」２千年前の言葉だが、今の私たちにも当てはまる。何のためにこのような身分、権利を得たか。「それは、あなたがたを、やみの中から、ご自分の驚くべき光の中に招いてくださった方の素晴らしいみわざを、あなたがたが宣べ伝えるためなのです」
聖霊宣教大会で田中菊太郎先生の分科会に参加した。
教誨（きょうかい）師として刑務所の服役者に伝道してこられた。
最果ての刑務所を回り、そこでクリスチャンの殉教した場所を調べたりもした。
実は田中先生自身が大泥棒だったが、暗闇の中から救われて、神様の驚くべき
光の中に導き入れられた。そして御言葉を同じ立場だった人に伝えている。
１．選ばれた種族。
神様が絶対的な主権者。御心どおりに神様は行われる。人を選び、民族を選ばれた。アブラハムは、アラム人でカルデアのウルで神の召しを受けた。ノアの子孫、セムの子孫。テラの息子。アブラハムが選ばれ、イスラエルの先祖となった。数多くの人から選ばれ、信仰の父と呼ばれた。アブラハムの孫としてエサウとヤコブが誕生した。彼の後継者には、ヤコブが選ばれた。エサウは、人に優れたが、ヤコブが選ばれた。生まれる前に、「二つの国民が胎内に入っている、兄が弟に仕える」という預言が与えられていた。
神の摂理によって、私たちは神様に選ばれた。霊的に選民としてくださった。国の存在に関わることでない。イェス様が、父の御心により、ご自身をお捧げになり、救いの道を開いてくださった。神様は、人類の救い主であるイェス様を信ずる者を、キリストにあって選んでくださった。どんな立派な宗教家、道徳的君子であっても、神はそのような人を選ばず、イェス様を信じ、イェス様に仕える人が、救われ選ばれることを、しっかり知らなければならない。
経済・文化・環境保護等の分野で宗教家たちと協力して解決するように力を組めるが、霊的な救いはそのような人たちと妥協はできない。住みよい社会にするため関心を持つことは大事だが。永遠的な救いはイェス・キリストにおいてしかない。神様の選んでくださり、霊的な神の民としてくださった。私たちは選ばれた種族である。神ご自身が選ばれて、天と地の栄光を与えようとしてくださっておられる。誰が何と言おうと、心の中に大いなる自負を持つべきである。
２．王である祭司
アダムとエバは、悪魔の誘惑を受け罪を犯した。悪魔の誘いを拒み罪を犯さなければ、世々代々、王様として支配権を持って暮らせたはず。神の霊をもった支配者だった。しかし罪を犯し、堕落してしまった。悪魔の支配を受けるようになってしまった。滅びの奴隷となってしまった。アダムの堕落以来人間は、自己中心的に歩んできた。恐怖の奴隷、滅びの奴隷として歩んできた。人間には依然として奴隷のくびきが付きまとっている。２千年前イェス様は、私たちの代わりに十字架に架かり、私たちの奴隷のくびきを取り除いてくれた。「アバ父よ」と私たちは、神に向かい子どものように見上げて交われるようになった。新しく生まれた者となった。新しく生まれた人は、私たちの内に神の霊が入ってきてくれる。
私たちは、神の民として、王様として、祭司としての身分を与えられた。もはや、神様の霊の力によって、私たちは罪を支配する。蘇りの恵みによって死すらも、克服できる。敵の勢力をコントロールし、支配しなければならない。中国のクリスチャンのように。御言葉を信じ、実行しなければならない。神様はこうしてください、どうしてください、と求めるだけではなく、自分でするようにと、大いなる身分を与えられている。罪を自分から遠ざけさせねばならない。王なのだから私たちはその姿勢を持ってゆく。命令してゆく。死の病も命令して支配する。「あなたの信仰があなたを救った」とイェス様が言われたように。
（文責：三浦）
