説教者:宮崎一実 伝道師
聖書箇所:詩篇103篇1節~14節
1.ほめたたえよ。
神の前に何を感謝し賛美を捧げるべきか。罪の報酬の死を受ける身から救ってくださったことへの感謝を捧げるべき。神様は命が滅びることを良しとせず、イエスキリストを送り救ってくださった。どれほどの恵みか。感謝すべき。
2.主のよくしてくださったことを忘れてはならない。
母の胎内から召されるまで、神様は全て私たちの人生をご存知である。そして最善と思えることをなしてくださる。何でこんなことがあるのかと思えることがあるが、あとあとで見ると、これが最善だったという思いに至ることがある。朝起きて目耳鼻口が働き、手足が動く、健やかに目覚めたことじたい恵み。生活全般すべて、神様に良くして下さっていることを賛美しほめたたえるようにする。
3.罪を赦して下さる主。
私たちは清められたままの生活はできない。様々な罪を犯して生活している。神様は日々許し愛してくださっておられる。許した後に続けて罪を犯していたら、人間どうしなら付き合いたくなくなる、友達になりたくなくなる。しかし毎日罪を犯す人間とともにおられることを嫌とされない主。
4.一生を良いもので満たされる主。
神様を信じた時から、良いもので満たされる。主から見たら全てを益としてくださる。
5.主の取り扱い。
どんなに辛い難しいことも、それでも益としてくださるお方。辛い苦しい悲しい時こそ、主がともにおられる。私だけがどうして辛いのかと思うことがある。しかしその経験が糧となって、同じ経験をしようとする人の助け手になることができる。今の70歳は昔の40~50歳。思い煩いを神様に預けて、神様に感謝をしているから。アメリカの神学校の校長と理事長もとても若々しく賛美されていたのを覚えている。体力が衰えても精神的に力を得て若々しい。身近な愛する人が召されると、自分が死んだ時に会うことができる。ヘストキンド先生は生前天国の東の門で待っているとおしゃっていた。アーネセンは「けんせいによらず」の讃美歌が好きで歌っているだろう。このような方に会えるからたとえ死をも喜びに感ずるから、若々しくなれる。
6.私たちの成分。
私は小さい時神様に恐いイメージがあった。「神様が見ているよ」と言われた。年をとると、神様は愛のお方と実感できるようになった。罪を犯した私たちを憐れんで泣かれる神様のイメージになった。神様は私たちの成分をご存知。土を練って体を作り息を吹き込んで命を与えた、取るに足りない存在であることをよくご存知である。
7.まとめ
今の時代は、終わりの時代であることを実感する。ミヤンマーのサイクロン、四川大地震、秋葉原の殺人事件。終わりの時代だからこそ、神様をほめたたえて神様の関係を強固にしていく。神様の良くして下さったことをほめたたえる。起きた時、寝る前に、ちょっと祈りの時間をもつ。神様を賛美し、今日主は何をしてくださったかを祈る。たとえ私たちの一生の間、最悪と思える時があっても、神様から見て良いものへと変えてくださる