治ってきたよ

2010年08月15日 18時11分12秒 | B地点 寄り目ちゃん

 

 

よっちゃんである。治療継続中。
薬が練り込まれた餌を食べている。
傷口は塞がって、乾いて、カサブタになったようだ。

※参照: けが
      傷の状態
      化膿かのう?
      傷のその後
      傷はまだ治らない
      傷口の状態

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


小さな四つ葉のクローバー

2010年08月15日 17時53分46秒 | B地点 おかか

 

 

「おい、ちょっと口の脇の所を、見せてくれないか?」
「え? 口の脇?」
「ここですか?」
「お前の口は、綺麗だなあ……」

「私なんか、こうだぞ」


※参照、おくちのまわり

「昨日あたりから、目やにも出るし……」


※参照、また目が……

「やれやれ……」
「おかか先生……」
ため息をつく猫たちのすぐそばに、小さな四つ葉のクローバーが、ひっそりと、たたずんでいた。

小さな四つ葉のクローバーは、おかか先生やおむさんの役に立ちたいと、心の底から願っていた。

「私なら、おかか先生とおむさんに、とびきりの幸福を運ぶことができるのに……」
「ああ、おむさんの可愛いお手々に、摘み取られたい!」
「ああ、おかか先生の可愛いおでこに乗りたい!」
それが、小さな四つ葉のクローバーの、夢だった。

だが、おかか先生は、そこに四つ葉があることに、気付かなかった。
おむさんも、気付かなかった。
小さな四つ葉のクローバーは、「私を摘み取って下さい」と、何度も何度も、繰り返した。

けれど、その声は余りにもか細かったので、猫たちの耳には届かなかった……。
やがて、小さな四つ葉のクローバーは、誰にも摘み取られることのないまま、萎れて、枯れた。

そして、風に飛ばされてしまった……。