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秘薬 その四 |
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おかか先生は、魔法の媚薬の香りを嗅いでしまったのだった。 |
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この媚薬の香りを嗅ぐと、とにかく近くにいる者に恋をしてしまう。 |
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だから先生は、おむさんに恋をした。 |
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ダッ |
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切ない想いを押さえきれず、先生はおむさんに近付いた……。 |
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はっし |
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ぎゅう～っ |
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「せ、先生！ 何をなさるのです！？」 |
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おかか先生は、遂に、胸の内を告白してしまった……。 「ほ、欲しい！ お前が欲しいんだ！」 |
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「はあ？ 僕の手を喰おうってんですか？」 |
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ガクッ 「い、いや……そうじゃなくて……」 |
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