至理

2009年04月06日 17時53分00秒 | B地点 おむ

 

 

何だか お尻が 気になるよ
僕の お尻は 良い お尻
とても 可愛い この お尻
今日は お尻が 気になる日
素敵な お尻を 見ておくれ
僕の 可愛い この お尻

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


究極の場所は存在するか

2009年04月06日 17時49分00秒 | B地点 おむ

 

 

お花見 しよう
ここも いいけど
もっと いい場所
あるかも しれない
ここで お花見
悪くは ないけど
もっと いい場所
あるかも しれない
ここも いいけど
もっと いいとこ
あるかも しれない
……どこから 見ても
それぞれ 違う
どこから 見ても
桜は きれい

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


誰も知らない

2009年04月06日 17時48分00秒 | B地点 おむ

 

 

小さな花びらは、恋をした
ふわふわ猫に、恋をした
「この猫さんと、一緒に居たい」
「この腕に、ぎゅっと抱かれたい」
「温かい体に、触れていたい」
「いつまでも、いつまでも、寄り添っていたい」
小さな花びらの、小さな願いは、叶えられた
小さな花びらは、世界で一番、幸せだった
だが、しかし……

「あっ!?」
「あ、ああーっ!」
小さな花びらの、恋は終わった
小さな花びらが恋をしたことは、誰も知らない
小さな花びらが、世界で一番幸せだったことを、誰も知らない






※タイトルは太宰治「誰も知らぬ」から。内容は直接には関係ありません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


微かな北の香り

2009年04月06日 14時22分00秒 | B地点 おむ

 

 

 

カメラのお兄さんは、遠い北の街に行っていたらしい
向こうでは、桜はまだ殆ど咲いていなかったそうだ
お兄さんが旅をしている間に、ここの、この桜は、満開になった
いや、もう盛りを過ぎたと言うべきか
花びらがひらひらと散ってゆく
どんどん敷き詰められてゆく
そして、お兄さんが帰ってきた
しっとりと湿った花びらを踏んで、僕は駆け寄る
お兄さんは元気そうだ
膝の上のぬくもりも久し振りだ
お兄さんも、僕自身も、元気でなによりだ
ここには色んな種類の桜があって、これからもどんどん花開く
きっとまたお兄さんが写真を撮ってくれるだろう