土佐っぽ

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沖縄のパワー。デモの力

2007年10月01日 21時07分24秒 | Weblog
「集団自決」修正、検討を指示
というニュースを見た。


この集会、、
沖縄県議会と県内の全四十一市町村議会が可決済み。
これこそ、、県民の総意といってよい。

高知県下でも、香南、いのなど六市町議会が可決して、
同様の意見を伝えている。

前にも書いた。
大日本帝国陸海軍が、直接的な
文章や、テープどによる証拠のある、、
「自決命令」の有無については、
ほんとうに、、さまざまな見方がある。

だがしかし、、
沖縄では、、
住民の多大な犠牲を招いた沖縄戦があったのは、
だれも否定できない事実。

その中で軍の責任をあいまいにして、
実相をゆがめかねない検定意見に対して、
沖縄の人々が怒りを込めて抗議するのは当然だし、
当たり前だし、
そんなこと、常識でもあろう。

何より、
教科書検定による強制記述の削除をきっかけにして、
これまで口をつぐみ、
死後までそれを持って行こうとした、、
生存者らが体験を語り始めた。

それは、まぐれもなく
軍の直接、間接の関与をうかがわせる内容。

その証言を大切に、、大切にして、
沖縄戦の実相を正しく伝えていく必要がある。

多くの自治体や、
研究者、
団体や個人による、
政府文科省への抗議に対して、
専門家の集まった第三者機関である、
教科用図書検定調査審議会の判断に口出しできないと
ひたすら、、言っている。

確かに、、
政治による教育への介入を防ぐという検定制度の趣旨
からいえば正論である。

ただ、、
その検定の段階で、
検定をする人間を、、
政治的圧力の全く無い状況で
選定しているか、、
と言えば、

あの、
タウンミーティングのように、
かなり怪しいものがある。

さらには、、
軍の強制は文科省も認めてきた現代史の通説だったはず。
それを覆すだけの論拠は学者の間でも、
ほとんど無いに等しい。

しかし、、
にもかかわらず、文科省の教科書調査官が
記述修正を求める調査意見書を検定調査審議会に提出した。
審議会はそれを追認した。

これからも、
文科省の内外から一定の価値観や政治的な思惑が入りやすい仕組み。
と、言う、、
疑惑がかなり明確になる。

検定が必要かどうか、、
これも問題だが、、
しかし、

悪しき前例となろうとも、、
これは、、
間違いをしっかりと正すしかない、、。
それが、、

後々の教訓にもなろう。
 

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