秋のこの時期は彼岸花が普通あちこちで見られる。全国的には埼玉県日高市の巾着田、岐阜県海津市の津屋川堤、愛知県半田市の矢勝川堤、奈良県明日香村などが有名だ。京都の清水寺の舞台下もよく知られている。真っ赤な彼岸花が一面に咲く光景は感動物だ。残念ながら岩手では自生の彼岸花は一関あたりまでのようだ。しかし人の手で植え付けた彼岸花は青森県の弘前でも咲いてくれるようだ。岩手でも紫波町の個人の水田周囲や北上市のお寺などで植え付けられた彼岸花が咲くそうだ。遠野のふるさと村でも少しは咲くようだし、釜石でも家の庭に植えた彼岸花がもう咲いた。近所の家の植木のそばに一輪の彼岸花が植えられているのを見かけた。彼岸花はやはり田んぼのあぜ道に咲いている風景が一番似合っているかもしれない。明日香村のように。
大船渡市吉浜湾の扇洞漁港の海岸
大船渡市吉浜湾の扇洞漁港の海岸