釜石の日々

岩手県釜石市に移り住んで16年8ヶ月が過ぎ、三陸沿岸部の自然の豊かさに感動する毎日。

遠野まつり

2008-09-14 20:37:28 | 文化
釜石は今朝も天気はすっきりしない。雲が多く、雲間から時々日が射す。家を11時に出て、30分ちょっとで遠野に着いた。遠野の天気は別世界。晴れ渡っている。12時から遠野まつりが始まる。少し時間があるのでいつものようにガソリン代の安い遠野で満タンにしてから早瀬川の河川敷の臨時駐車場に車を止めてまつりのある通りまで歩く。貴重なまつりでも地方は人が少なくうんと得をした気がする。ともかく驚いたのはまつりの参加者だ。人口4万の遠野でまつりの出場者が4千人以上いるのだ。12時から午後4時まで途切れることなく次々に各地区の踊りが続く。なかでも個人的には南部囃子が一番惹かれた。踊りがまさに祇園踊りの手つきで非常に優雅なのだ。山車も京都ほどの大きさではないがよく似ている。衣装も華やかで化粧回しのようなものを付け、これが一人一人異なる。周囲を烏帽子を付けた袴姿の男性が囲み鼓や笛を鳴らす。すばらしい伝統だと思う。ゲゲゲの鬼太郎を書いた水木しげる氏が来賓で娘さんと来ていた。漫画で遠野物語を書いた関係だそうだ。


南部囃子 華やかでかつ優雅な舞