釜石の日々

岩手県釜石市に移り住んで16年8ヶ月が過ぎ、三陸沿岸部の自然の豊かさに感動する毎日。

野生の熊を見た

2008-09-09 07:15:43 | 自然
昨日は9時頃から晴れて来て今朝も晴れ。清々しい。もう秋の空気だ。昨日夕方近く職場の駐車場から30m位の距離にある山の傾斜のクルミの木に熊が登っているのを見た。職場の人が知らせてくれて大勢が見に来ていた。よく見ると子熊で、首に白い筋がある。月の輪熊の子供だ。10m位離れた茂みで木の枝の折れる音がしているので親が近くにいるようだ。この春家から700~800m離れたところに熊が出て、撃ち殺されたが、その後その熊の肉を偶然食べた。熊の肉だと言われなければ分からなかっただろう。全く癖がない。しかしこのことが思い出されて目の前の熊親子も殺されるのかと思うとさすがに可哀想になる。そばにいる人に話すと、暗くなるから追いかけて撃つのは今日は難しいだろうとのことだが一方ですぐ近くに小学校もあり、放置する訳にもいかないようだ。北海道のヒグマは大きくいくつか人が殺された事件が過去にあって小説になったものもあるようだけれども月の輪熊はヒグマに比べればずっと小さいので人に怪我を負わせるぐらいではないだろうか。もちろん例え月の輪熊でも直接遭遇するのはごめんだ。今回は高いフェンス越しに見ていたから安心していられたのだ。ヒグマだとこのフェンスでも安心できないだろう。


夕日に照らされた鉄線 普通関東以西だと4~6月頃咲くはずだが