釜石の日々

岩手県釜石市に移り住んで16年8ヶ月が過ぎ、三陸沿岸部の自然の豊かさに感動する毎日。

どこに向かうだろう

2022-03-01 19:12:31 | 社会
昨日の日本の新規感染者数は5万1348人である。いつものように月曜のため新規感染者数は少なくなる。それでもデルタ株の第5波のピークであった昨年8月20日の2万5992人の約2倍近い数である。しかし、長引くコロナ禍で、次第に当初ほどの緊張感は薄れ、大都市の人の流れもごく日常的になってしまっている。「まん延防止」などあってもなくても変わらないのが実情だろう。長引くからと言って新型コロナウイルスが自然に消えてくれるわけではない。第5波のピークの2倍の新規感染者がいる中で、今日から入国制限が緩和される。第5波の時の規制は一体何だったのだろう。どの国もオミクロン株で感染が過去最大となり、死者数も遅れて過去最大となっているが、やはり規制緩和に向かい、ワクチン接種の義務化まで撤回する状態になっている。感染がまだ収束していなくても、日常化を許す方向になっている。まさに先月18日に、ビル・ゲイツ氏が自然感染による免疫を称えたように、世界が自然感染に方向を変えているように見える。スウェーデンは最初から、自然感染による集団免疫を目指していた。英国も最初は同じ動きをとったが、途中で方向を変え、規制に転じた。季節性インフルエンザのように受け入れようと言うのだが、インフルエンザと異なり、この新型コロナウイルス感染は、季節を問わない。しかも、日本はいまだに感染症2類分類のため、医療主導ではなく行政主導のままである。十分な体勢もないままに行政主導を続けて、無駄な死者を出し続けている。ゲイツ氏が言う方向に変われば、今後も感染の波は何度もやって来て、終息は決して訪れることはないだろう。自然感染で得られた免疫すら回避可能な変異ウイルスが登場するからだ。現に、オミクロン株では従来株に感染した人も再感染する。ウイルスは生き残りをかけて変異し続ける。規制が解除され、日常へ戻ることは喜ばしいが、それでウイルスの危機から逃れられるわけではない。この新型コロナウイルスは自然感染しても体内に多くの害を残す。スパイクによる直接の害毒に止まらず、DNAの損傷や書き換えまで起こる危険性があり、そうなると何代にもわたる人体への影響が残る可能性が出て来る。新型コロナウイルス感染はただの風邪では全くない。これまでの研究では、とても謎の多い人体に長期に影響する可能性のあるウイルスだ。感染して入院した人はその後の10ヶ月〜1年で死亡する確率が感染していない人に比べて2倍以上に高まることが複数の論文で示されている。ワクチンにはmRNAだけでなく、脂質ナノ粒子などいくつかの有害物質も含まれており、その上、ウイルス以上に多くのスパイクタンパクを体内で作り出す。DNAへの影響も明らかになった。恐らく、今後は何年にもわたって過剰死亡が続いて行くだろう。多くは何らかの免疫異常に関連した死亡となるのではないだろうか。DNAへの逆転写による書き込みなど、何が起きるのか予想も出来ないが。感染もワクチンん接種も極力避けなけければならない。過去のSARSやMERSのような強毒性故の短期的な影響とは異なり、この新型コロナウイルスは、むしろ一見、毒性が弱いように見えて、長期的な人体への影響が強いウイルスのようだ。高齢者や基礎疾患のある人は、風邪やインフルエンザでも致命的になることがある。しかし、健康体で、働き盛りであれば、十分回復する。新型コロナウイルス感染では、たとえ健康体で、感染から回復したように見えても、長期的に体内に大きな影響を残している可能性がある。ワクチン接種をした場合も同じだ。短期的な副作用が消えても、長期にわたる体内の変化が生じている可能性がある。イベルメクチンのような薬はウイルスやワクチンで作り出されるスパイクが細胞内へ侵入するのを阻害する可能性がある。ただ、ワクチンのmRNAが細胞へ侵入することは防げないだろう。ウイルスが細胞内へ侵入することは防げても、ワクチンのmRNAが細胞へ侵入することは防げないとなれば、やはり感染以上にワクチン接種は避けるしかない。厚生労働省はQ&Aに何の根拠もなくワクチンのmRNAは細胞の核の中には入りませんと書いているが、スウェーデンの論文がそれを完全に否定している。イベルメクチンなどはウイルスによる感染の予防やワクチン接種後の後遺症の一部に有効だが、全てにではない。今日の韓国WoW! Korea、「韓国の新型コロナ新規感染者「13万8993人」…死亡者は2日連続の100人台」では、「オミクロン株の大拡散により韓国の新型コロナウイルス累積感染者が320万人を超える中、1日午前0時基準の死亡者は112人を記録し、2日連続で100人を超えた。週末効果による検査件数の減少で新規感染者は2日連続13万人台を維持したものの、検査数が平日の水準(80万件以上)に戻れば20万人を超えるものと予想される。選別診療所で実施されるPCR検査の陽性率は40%を超え、総検査比の陽性率も32%と過去最高値を記録した。」と報じている。記事にあるように韓国では平日の検査数は80万件以上である。日本はわずか10万件である。韓国も休日は検査数が減少するため、昨日の陽性率は32%と高くなっている。東京都は昨日の陽性率が36.3%だ。東京都の場合は平日も陽性率はこんなものだ。検査をしないで陽性者が抑えられているだけである。検査を減らせば陽性者が減るのは、週末毎に陽性者数が減少することでよく分かるだろう。日本の検査は検査数が少なすぎるため、感染の実態が反映されておらず、一見、ピークを過ぎたように見えながら、第5波のような順調な収束に向かう気配はなく、高止まりしながらの減少となっている。デンマークのように、減少傾向の途中で、すでに市中感染しているステルス・オミクロンBA.2に入れ替わるのではないだろうか。研究者によっては、ステルス・オミクロンは、オミクロンとは名付けられているが、全く別物と言うくらいの違いがあると言う。コロナ禍のさらなる持続とウクライナの問題がインフレを確実に高進させる。米国中央銀行のインフレ抑制のための年間「利上げ」回数予想が4回程度から9回などの予想まで出るほど、今後のインフレ高進はしばらく止まらないようだ。日本では2024年に新札発行が予定されており、識者の中には、このインフレ高進と2024年を考え、この年に、日本のリセット、政府債務の精算が行われるのでは、と考える人が出ている。1946年の「精算」も確かにインフレの中で行われた。
藪椿