暇な月日をだらだらと・・・・・爺々放談   Since 2009.01.01

  日々の生活の一部、散歩などをコラム風に
       ~ my winding road ~

悪夢の16分

2015年07月06日 14時35分58秒 | 報道・出来事・天文・感想
女子サッカー・ワールドカップ 優勝戦

 それは、身長の高さで勝るアメリカのコーナーキックから始まった
ボールを上げてくるとの思いを強くしながら守っていた日本、 だが そこに低く速いボールが蹴りこまれ、それをMFカーリ・ロイドに流しこまれた
試合開始、前半3分の見事な速攻だった

日本の「落ち着いて、じっくりと攻めて行こう」としていた矢先の その戦略をぶち壊すには十分な攻撃だった

心の整理がつかない日本選手たちを尻目に2分後、またもや指揮官が「野獣」と呼んでいるロイドが押し込んだ
アメリカの強烈な圧力に浮足立ち防戦一方の日本は 14分には日本がクリアミスしたボールを蹴りこまれ
16分にはまたまたロイドが超ロングシュートを蹴りこみ、あっという間にハットトリックを決められてしまった
この勢い、4年前の悔しさを返す原動力とするには十分な 日本にとっては まさに悪夢の16分 だった

2011年の事・・PK戦に破れ、茫然とするアレックス・モーガン
  ねぎらうのは宮間選手

 4年前、見も知らずの?「なでしこジャパン」が あれよあれよと言う間に決勝に進出
挙句の果て、PK戦で優勝を逃した
「同点なので負けた気がしない」・・それはアメリカにとって、まさに悪夢の瞬間だったに違いない

今回 女子W杯が開始される前は、アメリカはFIFAランキング上位にもかかわらず 40歳選手、ママ選手もいる、世代交代が進んでいないから・・・
などと 優勝候補から1歩下がった下馬評だった


それがどうだろう、1次リーグ戦からの失点はわずか1点 素晴らしい試合運びで勝ちあがってきた
準優勝戦では優勝候補の1つドイツを撃破してのものだっただけに 勢いは凄かった

 アメリカのある選手は、『何処と何日にやったかなんて覚えていない』 と言ったそうだ
目標は優勝のみ、 
その優勝戦にあの憎き??ニッポンが駒を進めてきた  『今度こそ、完璧に ニッポンを』と 一段と気合が入ったのは想像するに難くない
それが試合開始早々の攻撃に現れていたように思う

優勝トロフィーを手に はち切れんばかりの笑顔のアレックス・モーガン・・・より美しくなっている

欧米女性人にとって 最高のほめ言葉は Sexy だった 

ここまで失点を重ねながら薄氷を踏む思いとまでは行かないが1点差で勝ちあがり 頑張ってきたニッポン
『ワイドナショー』では元Jリーガー前園クンが 『日本が勝つのはハーフ・ハーフ』と言って イジられていた
他のスポーツコーナーでも30%と言っていた
その人たちの本心は・・・たぶんその半分かそれ以下、 それでも「勝って欲しいな」の思いは同じで それが後押ししての数字だったのだろう

だが現実は甘くない      星条旗を手に、ワンバック

前半の16分を防げていたならば それは面白い試合になったかもしれないが
その16分を管理できなかったところに なでしこJapan の弱さがあったのは紛れも無い事実だ

がんばる なでしこ軍団


表彰・・・
ハットトリックを決めMVPに輝いた「野獣」ことMFカーリ・ロイド選手       ブロンズボール賞の宮間あや選手
 


4年後・・・

女子サッカーはリーグとして存在しているだろうか
コメント
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