飲食店の売上が下がっている現実があるわけだから
目先の毎月の支払いは抑えていくのはしょうがない。
というか、当たり前。
でも、これに合わせて変えてしまうと
これまで作ってきた形を壊すことにもなりかねない。
ある飲食店で、アルバイト一人あたりの採用単価を
一年かけて、80000→30000円に下げてきた。
※なぜ80000円もかかっていたのかは
これまで媒体費全体の把握のみでコストにこだわらなかったのと
銀座や繁華街のため、もともと採用しにくいエリアだったため
これは、工程ロス・媒体費の削減や採用フローの改善など
アウトソーシングとして、一円でも採用コストを抑えることに集中した結果
昨年一年間で実現した数字なんだけど
(具体的な改善手法は、月刊飲食店経営に執筆したので
そちらのポイントを参考にしてくださいませ)
これをただ単純に、現状に伴い変更したのでは
会社としてのこれまでの投資を無駄にしかねない。
なので、現状可能な限りの企画に変更して
採用フローの見直し、店長はじめスタッフの意識改革を行うなど
全体で採用コストを下げる体質を作っていかなければならない。
この不況こそ良いチャンス。
これまでは、いくら効率改善だ!と提唱しても
目先の言い訳でなかなか耳を傾けなかった人たちも
誰もが計数意識を持つようになってきている。
この機会を生かして
全員一丸となって、採用体制を作り上げなければ!
好況になったら、飲食店の採用はまた厳しくなるのだからね・・・。