昨日、当館近くの道路で、ヤマカガシ(ナミヘビ科)の幼蛇を発見しました(写真)。
今夏あたりに、孵化したもので、きっと生後1~2箇月でしょう。
毒蛇と知られる本種は、実はおとなしい性質で、人の気配がしたらすぐに藪などへ逃げ込もうとします。
さて、ヘビやカエル、トカゲなどの小動物が舗装された道路に出てくることがありますが、ときおり轢殺(Dead on the Road、略してDOR)された個体も見ることがあります。
環境アセスの調査だと、両生類・爬虫類相の把握として、このDOR個体を確認することは、いまや効果的な手法のひとつなのです。皮肉ですね。
ヘビが、アスファルト上に出てくる理由の一つとして考えられることは、体温を温めに来たのでしょう。
一般的に、ドライバーは、小動物を轢いても、それが小サイズのために気づかずに通りすがるでしょう。
秋は爬虫類にとって、冬眠前に一定の栄養を貯えないといけません。
これから、このような幼蛇たちを路上で見かける機会が増え、個人的(小職「O」)には嬉々としたものがありますが、毎年のDORの姿を見ると心は複雑になります。 (x_x)”
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