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石鎚山系と久万高原の自然、博物館の活動などを紹介するブログ

モモンガの死体を発見

2008-12-22 10:27:27 | 自然

12月18日、博物館近くの川でモモンガらしい動物の死体が発見されました。
発見者のKさんによると、河原を散歩していると浅瀬に沈んでいる動物の死体を見つけ、シッポの形からモモンガだと判断したそうです。
Kさんはこれまでに、スギ林の中で死んでいたモモンガを発見したり、鳥用にかけた巣箱を利用するモモンガを観察したりと、十分、モモンガとの接触経験豊富な方でしたので、疑うことなく現場に直行しました。
死んでいたのは、やはりモモンガで、死後数日は経っていました。
しかし、面河川の冷水が腐敗の進行を随分とゆっくりにしてくれたのでしょう、外見の損傷の少ないきれいな死体でした。
死因は特定できませんが、もし滑空に失敗して川に落ちてしまったとしたら驚きです。
愛媛県の中で面河渓周辺は最もモモンガが高密度に生息している場所と考えられています。
今年はこれで三回、モモンガに出会うことができましたが、残念ながら二回は死体でした。
現在、面河渓でモモンガの巣箱調査を進めていますので、来年こそは森の中で動き回る姿に出会いたいものです。
写真は発見者と発見場所。

Momonga_2