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面河渓情報② -「赤い実」-

2008-11-07 11:11:38 | 自然

今の時期、面河渓を歩くと、赤い実をした植物に出合えます(写真)。

名前は、「シコクテンナンショウ(サトイモ科)」です。

果実は、卵球形、熟すると朱赤色になります。

本種は、面河原産「オモゴウテンナンショウ」の亜種です。

毎年、五月になると、「コブラ」が鎌首を立てたような形状の花部(仏炎苞の筒部~舷部)が観察されます。

この奇妙な植物は、早春の面河渓を代表する種なのです。

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