昨晩、外灯に南方系のチョウ「クロコノマチョウ」が来ていました。
一瞬、ガの仲間かな、と思ってしまうくらい地味っぽい色合いなのです。
面河渓の支流・鉄砲石川ではよくみられるチョウ類です。
石鎚山系も長い歴史において、寒い時代と温かい時代の繰り返しがあり、今日に至っております。
暖流の黒潮に乗って四国へ上陸し、仁淀川流域に沿って北上したものと言われております。
本種は、南方系の代表種として、１９６０年に出された同山系学術調査本『石鎚山系の自然と人文』にも紹介されています。
もちろん、現在の山岳博物館の夏季展「おもごでワッショイ！むしの夏祭り」にも「南方系のむしたち」という見出しで、サツマニシキ、モンキアゲハ、ツマグロヒョウモン、イシガケチョウなどと一緒に展示しています。
夏休みもいよいよ２週間を切りました。
まだ来られていない方は、ぜひお越しください!
お待ちしております。