人形と動物の文学論

人形表象による内面表現を切り口に、新しい文学論の構築を目指す。研究と日常、わんことの生活、そしてブックレビュー。

学会発表告知・論文掲載情報

2016-10-30 17:49:33 | 研究・発表・イベント等情報
ラウンドテーブル発表

一週間前になったので告知いたします。
2016年11月6日(日)に開催されます日本文学協会第71回大会(於:二松学舎大学)におきまして、
午前中(10:30~13:00)のラウンドテーブルに登壇いたします。
作家の佐藤亜紀さんをお招きして、最新作『吸血鬼』について語り合います。
私西原は「蠹魚」に注目して読む予定です。
春ごろから準備してた企画♪ いよいよ実現できるんだなと思ってワクワクしております。
他のラウンドテーブルや午後のシンポジウムも充実しております。
ぜひぜひご参加ください。

論文掲載情報
『古代文学研究 第二次』第25号(2016年10月)に、「『源氏物語』の分身ともののけ―浮舟を中心に―」が掲載されました。
今年の春に『物語研究』第16号(2016年3月)に掲載された、「自己の外縁―『源氏物語』における分身と同身―」とセットになる論文で、『源氏物語』研究における「分身」という用語の特殊性を指摘したうえで、浮舟を主な考察対象とすることで、一般的な「分身」論との接続を試みるものです。

…確認してみたら「自己の外縁―『源氏物語』における分身と同身―」が出たとき記事書いてなかったですね。
こちらは、『源氏物語』研究における「分身」という用語の特殊性や曖昧さを指摘したうえで、「身を分く」という物語内の表現に注目して考察したものです。

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