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高知のボクシングジムMTオリーブボクシングクラブの日記 9月14日

2015-09-15 | Weblog
うちは女性が多いこの3日間(土曜をいれて)トレーニングに来た人が70パーセントが女性である。この前入会した人がこう言っていた。「ホームページを見たら英語ができると書いてあったのでそういうところだったら安心だからここに決めた。」私はこれは正しい選択だと思う。中高生のクラブならまだしもこういういろいろな人たちに門を広げているスポーツ組織を運営していくためにはそれなりの教養が必要である。前のブログで思いやりについてのべた、人間は競争する生き物である、そしてそうであるからこそ必ずそこには弱い存在がでてくる。動物ならばそこでおわってしまうのだろうが人間には思いやりがあって、倫理や道徳と言うのはそれがかたちになったあらわれたものである。倫理や道徳と言うのは学校の運動クラブのような小さな世界で決めるような小さなルールではない、それは普遍性をもっていてかつ誰にでもあてはまるもので、それはその人の生き方だけではなく教養のレベルなどに大きく関わっていてそういう人たちがその群れの雰囲気をつくるのだと思う。その群れの指導者の言葉や行動のレベルがひくければ同じような人間ばかり集まってくる。私は格闘技の派手なロゴとかネーミングになんとなく社会とのズレを感じているのだが、それはそういうことを好む人間が集まっているのか、それともそういう風になってくるのかわからないが、どうしても格闘技に健全性を感じられない。うちでは暴力的なことに関して厳しく接しているのは格闘技はそういう人間をひきよせやすい要素があって、そういう人間を受け入れていたら真面目に生きている社会人が本当に楽しんでトレーニングできないからである。モウリーニョは組織をまとめるために哲学者のエドガーモランを参考にしているが、やはりその群れをオーガナイズドしていくためには哲学が必要である。しかし哲学と言ってもたいした知識もない人間が言いたいことを言うようなことではなく、きちんとテーマや課題を考えて自分はその群れをどのように導いていきたいかと言うこと、その方向性を決めて例えばルール必要であることを決めて群れを生かすことが大事なことであり、本当にその群れが生かされているならばその集団はいいかたちで機能すると信じている。

9月になって電話での問い合わせが多い。申し訳ありませんが、ただいま場所もそう広くなく人も多いので体験入門は承っていません。がその代わり見学だったら納得するまで見てそしていろいろと聞いてくれてかまわないので、興味のある人は見学をお願いしています。
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