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高知のボクシングジムMTオリーブフィットネスボクシングクラブの日記 11月2日

2017-11-04 | Weblog
うちのクラブはおっさん率が高く夜8時をまわるとそのおっさたちが集まってくる。リングはまさにマスをするおっさんホイホイ状態である。そんなあつくるしいおっさんたちだが、うちのおっさんは女性に気をつかってくれる。いつもは女性は早い時間に来ていたのだが、最近では夜8時をまわっても女性が複数トレーニングもちろんそんな女性たちに女王様をしませんかと声をかけてくれるおっさん(中にはヤングもいるが)はやさしい。最近うちのクラブは私のいたハワイのジムと雰囲気が同じだ。向こうでは何々だけというような雰囲気はない。何々だけというのはそれらしい人間が中心になってリングを独占したり、優先的になったりということがない。ダイエットも健康維持もみんな同じように権利をもってトレーニングしているということだ。うちのジムにフィリピーノのkidsでティミーという子供がいて、彼はいつも都合がわるくなるとお腹がいたくなるようだった。私がおぼえているのはkidsの試合で、相手が強そうだったので急に腹がいたいとバックレた試合だ。だぶん日本だったらまわりは一生懸命やっているのに練習の邪魔だとばかりに排除されかねないが、しかし彼は堂々とトレーニングしていた。私自身向こうに行ってボクシングの価値観がかわったことは確かだ。むこうでは競技者が本当に楽しそうに競技していた。ヒエラルキーの上下関係をあらわすようなアホなルールもなければ親玉に気をつかうこともない。日本人はスポーツを修行と考えているが、スポーツは修行ではない遊び、楽しくすること、そうすることでより競技人生を充実したものにさせるだろう。さらに言えば当時私のことをあいつだけはたたきのめしてやると思っていた人間が結構いて、私も事実あいつだけはぶちのめしてやるなんて思っていた。でもしかし相手に敵意を向けることよりも相手と仲良くなるほうが難しく尊いことであると思う。せっかく選んだスポーツ、さらに競技人生を意味のあるものにするためには人と仲良くなれるような競技者であることも大事だと思う。そのためには努力をおしまず、相手を尊重でき、いたわる心が大事である。

11月5日(日)1時から6時まで大阪の佐藤マネージャーが特別ゲストとして指導にあたってくれます。またこの日は7時から恒例の親睦会がもたれます。6日(月)は代休です。

今年の11月のふたつの大会で今年の試合は終了するが、毎年女子もふくめてエントリーする人たちが増えてきた。来年もそれに続く人たちも出てきて競技面も充実してきたことは確かだ。そして競技面は現役と言うよりもおっさんや運動音痴の人間がコツコツと頑張ってエントリーしている。うちのクラブではできるとかできないとかが問題ではなく、やるかやらないかが大事なこと、おっさんでも運動音痴でももし何かにトライしたいと思うならばいつでも最善をもって協力する。

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