クマに襲われ51歳男性けが
2020年 9月17日(木)
今日(9/17)の岐阜新聞(11版)社会 30 に見出しの記事があった
9月15日20時30分ころ、場所は揖斐川町鶴見の藤橋城の駐車場付近。茂みに入って撮影(15日夜は晴れていた模様で星の撮影が目的か?)しようとしたところ、熊に襲われ、右頬と右手の親指に怪我を負い、病院へ
私の情報では1ヶ月ほど前、同駐車場南の揖斐川沿いの道路を早朝、子熊が歩いたことは聞いていたが、まさか、人間を襲うとは!、熊の年齢や♂か♀か、大きさも教えてほしいものだ
🐻
徳山の熊(徳山会館N館長撮影)
奥揖斐のツキノワグマはそう大きく(60kgくらいまで?)ならないが、3年を超す雄熊は体格もよく、出会ったら怖い
私が初めて熊を見たのは、1976年7月、旧徳山村大字徳山字磯谷の彼岸谷でダムの調査をしているとき、目の前で出会った。熊も私も互いに谷(下方向)へ逃げたが、熊の方が先に下りていて、慌ててまた登った(逃げた)ことを思えている
二度目は2012年9月、75歳の女性を不動山に7人位で案内するツアーの帰り、もうすぐ門入旧集落という西谷川左岸で、子熊をかばう母熊が二度私たちの前を横切った。子熊は山斜面を登って逃げましたが、母熊は急斜面を上れず道下に逃げました
三度目は2016年9月、門入不動の滝の帰り、私の足音に先に気が付いたのか、熊の方から逃げてくれました
四度目以降は、2018年6月徳山村の塚林道冠山の約5km手前、同6月今回と同じ鶴見地区で2回、9月には門入鼠谷付近でも出会いました。同10月、門入で空家になった元はちみつ屋さんの小屋に熊が2度押し込んで家の中を荒らした跡を目撃しました
何が言いたいか、奥揖斐には熊が沢山いるということです。そこで
2013年ヤマケイの記事から
・“クマは火を怖がる”はウソ。幌尻岳の七つ沼カール(水場+泊地)でたくさんの人がたき火をやっているのにクマは出てくる(クマだって水のみたいよね!)
・“クマは俊敏”。日高の九の沢カールで写真を撮っているとクマがやってきた。向こうは気がつかないのでクマさんと呼ぶと大きな体を1.5mくらいピョンと跳ねて空中で反転して逃げた。これはナイフで立ち向かえる相手ではないと思った
・“クマは人間を見ると逃げる”はウソ。するとまたやってきて今度は近づいてくる。僕はクマをゆっくり見ながら後退し、クマが見えなくなったところで走った
☆ 私流クマ(羆含む)対策
① 一人での行動は極力避ける
② 3種類の鈴を付け、クマがいそうなところ、獣くさいところは笛を吹いて歩く
③ クマ除けスプレーはいつでも使えるように胸のベルトに装着
④ テント場では臭いのでる料理は控える
⑤ テン場では一晩中ラジオか音楽を流し、明かりもつけっぱなし
⑥ 万が一のため下界と通信できるようアマチュア無線シーバーを持参(北海道日高の山へ行くときは、同行のIさんが持ってきてくれる)
☆ 三ヶ別羆事件(1915年・大正4年12月)の教訓
・火を恐れない → ヒグマは灯火やたき火などに拒否反応を示すことはない
・執着心が強い → 食べ残しを雪に隠したり、同じ家を何度も襲った
・逃げるものを追う → ヒグマは避難するものを反射的に追ってしまう傾向にある
・死んだふりは無意味 → 一度人間の味を覚えた個体(ヒグマ)は危険
☆ 結論
・熊のいそうな山(藤橋城近くに登山口がある花房山、ミノマタ)には今年は行かない
・行くなら、登山口近くの役場等にクマ出没情報聞いたうえで、充分なクマ対策(上記①~⑥)をし、複数で行くことをお勧めします
・特に6~7月(クマの繁殖期)にクマの襲撃事故が多い(1970年カムエク福大襲撃事件も7月)ので注意が必要です
🐻 ケンカして勝てる相手ではない(特に羆)ことをしっかり自覚して山に入りましょう
昨年9月2日 札内ヒュッテ前に貼ってあったチラシ
2020年 9月17日(木)
今日(9/17)の岐阜新聞(11版)社会 30 に見出しの記事があった
9月15日20時30分ころ、場所は揖斐川町鶴見の藤橋城の駐車場付近。茂みに入って撮影(15日夜は晴れていた模様で星の撮影が目的か?)しようとしたところ、熊に襲われ、右頬と右手の親指に怪我を負い、病院へ
私の情報では1ヶ月ほど前、同駐車場南の揖斐川沿いの道路を早朝、子熊が歩いたことは聞いていたが、まさか、人間を襲うとは!、熊の年齢や♂か♀か、大きさも教えてほしいものだ
🐻
徳山の熊(徳山会館N館長撮影)
奥揖斐のツキノワグマはそう大きく(60kgくらいまで?)ならないが、3年を超す雄熊は体格もよく、出会ったら怖い
私が初めて熊を見たのは、1976年7月、旧徳山村大字徳山字磯谷の彼岸谷でダムの調査をしているとき、目の前で出会った。熊も私も互いに谷(下方向)へ逃げたが、熊の方が先に下りていて、慌ててまた登った(逃げた)ことを思えている
二度目は2012年9月、75歳の女性を不動山に7人位で案内するツアーの帰り、もうすぐ門入旧集落という西谷川左岸で、子熊をかばう母熊が二度私たちの前を横切った。子熊は山斜面を登って逃げましたが、母熊は急斜面を上れず道下に逃げました
三度目は2016年9月、門入不動の滝の帰り、私の足音に先に気が付いたのか、熊の方から逃げてくれました
四度目以降は、2018年6月徳山村の塚林道冠山の約5km手前、同6月今回と同じ鶴見地区で2回、9月には門入鼠谷付近でも出会いました。同10月、門入で空家になった元はちみつ屋さんの小屋に熊が2度押し込んで家の中を荒らした跡を目撃しました
何が言いたいか、奥揖斐には熊が沢山いるということです。そこで
2013年ヤマケイの記事から
・“クマは火を怖がる”はウソ。幌尻岳の七つ沼カール(水場+泊地)でたくさんの人がたき火をやっているのにクマは出てくる(クマだって水のみたいよね!)
・“クマは俊敏”。日高の九の沢カールで写真を撮っているとクマがやってきた。向こうは気がつかないのでクマさんと呼ぶと大きな体を1.5mくらいピョンと跳ねて空中で反転して逃げた。これはナイフで立ち向かえる相手ではないと思った
・“クマは人間を見ると逃げる”はウソ。するとまたやってきて今度は近づいてくる。僕はクマをゆっくり見ながら後退し、クマが見えなくなったところで走った
☆ 私流クマ(羆含む)対策
① 一人での行動は極力避ける
② 3種類の鈴を付け、クマがいそうなところ、獣くさいところは笛を吹いて歩く
③ クマ除けスプレーはいつでも使えるように胸のベルトに装着
④ テント場では臭いのでる料理は控える
⑤ テン場では一晩中ラジオか音楽を流し、明かりもつけっぱなし
⑥ 万が一のため下界と通信できるようアマチュア無線シーバーを持参(北海道日高の山へ行くときは、同行のIさんが持ってきてくれる)
☆ 三ヶ別羆事件(1915年・大正4年12月)の教訓
・火を恐れない → ヒグマは灯火やたき火などに拒否反応を示すことはない
・執着心が強い → 食べ残しを雪に隠したり、同じ家を何度も襲った
・逃げるものを追う → ヒグマは避難するものを反射的に追ってしまう傾向にある
・死んだふりは無意味 → 一度人間の味を覚えた個体(ヒグマ)は危険
☆ 結論
・熊のいそうな山(藤橋城近くに登山口がある花房山、ミノマタ)には今年は行かない
・行くなら、登山口近くの役場等にクマ出没情報聞いたうえで、充分なクマ対策(上記①~⑥)をし、複数で行くことをお勧めします
・特に6~7月(クマの繁殖期)にクマの襲撃事故が多い(1970年カムエク福大襲撃事件も7月)ので注意が必要です
🐻 ケンカして勝てる相手ではない(特に羆)ことをしっかり自覚して山に入りましょう
昨年9月2日 札内ヒュッテ前に貼ってあったチラシ
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます