ポルノティックTime

大好きなポルノグラフィティについて…語っています。

歌詞の持つ力

2008-05-17 22:30:10 |  ポルノグラフィティ
興味深い記事を見つけました。

“現在のヒットチャートを見ると、本来「レベルミュージック」(反抗の音楽)の側面を持つロックもヒップホップも、社会や世界へ向けたメッセージ性が歌詞から吹っ飛び、ほとんどが「君と僕」の恋愛関係を歌うものになってしまっている”

ミュージシャンだけの問題ではなく、リスナー側がそれを要求しているための結果だと。
Jポップと呼ばれる音楽がラブソングばかりになってしまうことへの懸念です。

ただ、ミュージシャンによっては、単なるラブソングではなく別の意味合いも込めた深い歌詞を歌う優れたミュージシャンもいるとのこと。
良い歌詞は、ラブソングに聞こえながら、別の歌にも聞こえるという二重性を持ったものということらしい。
メッセージ性のある曲こそが優れた曲であり、本来のレベルミュージックということなのでしょう。

ポルノグラフィティはどうなのか…。
たしかにシングル曲は「君と僕」を歌う曲が多いように思えます。
でも…たとえば『あなたがここにいたら』。
“あなた”は単純に“女性”ではないし。
単なるラブソングではないですよね。
バラードだから「社会や世界へ向けたメッセージ性」は少ないだろうけれど。
カップリングやアルバムの曲の中には、まさにそんなメッセージを含んだ曲がいくつもあります。
それも、ストレートに歌うものではなく社会を皮肉ったものとかも。

歌で何を伝えられるか…。
そんな想いを込めて書かれた歌詞は重いし深い。

ポルノグラフィティの曲が…歌詞が…魅力的なのは、薄っぺらでないからでしょうね。
メジャーシーンで活躍しているため、支持される曲の方向に行くのは仕方ないことかも。
それでも“単純”でないのがポルノグラフィティなのだと思います。

今度の新曲『痛い立ち位置』はどんな曲でしょうね。
ちょっと変わったタイトルにロックの匂いも感じます。
きっと期待どおりの素晴らしい曲だと思っています。
早く聴きたい…






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