これも、図書館の予約本。
考えたら、本屋に行って色々物色して、自分のフィーリングで本を選ばなくなってから久しい。
図書館ですら、予約して取りに行って、返して終わり。長居しない。
子育て中から「時間がない」という理由でどんどん少なくなり、Amazonの存在が出かけなくても本を買うことができる環境を作り、本の装丁や題名で購入することより、書評やあらすじで購入することが多くなった。
今は、図書館が近くなり、購入よりも図書館の利用がほとんどとなった。
この「じんかん」本屋に並んでいたら、私は購入していただろうか?
半々かなぁ。
「人間」にんげんでなく、じんかんて読む。世間っていう意味。
人間。同じ字でも「にんげん」と読めば一個の人を指す。今、宗慶が言った「じんかん」とは人と人が織りなす間。つまりはこの世という意である。
なるほど…。
歴史小説。嫌いじゃない。一時ハマってた。特に戦国時代。面白い。
けれど、松永久秀を主人公にした小説は初めて読んだ。
大河ドラマの「麒麟が来る」を見ていたものだから、読みながら吉田鋼太郎の顔がチラついてしょうがない。😅
結論から言うと、面白かったけれど、時代小説のワクワク感というより、「人は何のために生まれてくるのか」という九兵衛の問いかけが大きい。
この一本の芯をいれることにより、九兵衛が生きてくる。
結構、短時間で読み切った。
この本の中の信長が魅力的だった。
今度は三好元長を主人公の小説が読みたいな。