いろはにほへと

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壽初春大歌舞伎 大阪松竹座

2019-01-21 04:39:12 | 舞台 コンサート
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『楼門五三桐(さんもんごさんのきり)』通し狂言を楽しんできました。
 
 
古典なので、解説のイヤホンを借りて鑑賞。
 
「歌舞伎美人かぶきびと」より
 
夜の部は大阪松竹座で初上演の『金門五三桐』
昭和421967)年に、市川猿翁が「第二回春秋会」が復活上演し、三代猿之助四十八撰の一つに数えられる、『金門五三桐』。現在は『楼門五三桐』として「山門」のひと幕だけ上演することが多い演目を、大阪松竹座で通し上演するのは、今回が初めてです。
 
大阪松竹座「壽初春大歌舞伎」初芝居の幕が開く
『金門五三桐』 左より、片岡愛之助、中村扇雀
早川高景を演じる彌十郎が、お正月ならではの口上を述べ、いよいよ物語が始まります。愛之助の此村大炊之助が、実は宋蘇卿であると明かし、扇雀の白鷹の精と踊る場面では、遺言をしたためようとする宋蘇卿の動きと、白鷹の精による小気味よい踊りがテンポよく繰り広げられます。
 
大阪松竹座「壽初春大歌舞伎」初芝居の幕が開く
『金門五三桐』 片岡愛之助
愛之助のもうひと役は、石川五右衛門。大詰の葛籠抜けの宙乗りでは、「葛籠背負ったがおかしいか」とお待ちかねのせりふに、客席からは「松嶋屋!」と声がかかり、歓声と拍手が沸き起こりました。さらに、捕手との大立廻りでは、花道から客席2階に梯子をかけ、2階のお客様の目の前に愛之助の勤める五右衛門が登場し、迫力満点。最後は鴈治郎の真柴久吉に向かって、いつの日かの決戦を誓い、華々しい打ち出しとなりました。
 
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友達から、割引のチケットのお誘いがあった時に歌舞伎を観始めて、最初は、よくわからないままに、下調べをして観ていたのに、今回は、「石川五右衛門」とか「愛之助」という単語だけで行くことにした碌に歌舞伎のことを知らない私である(笑)
 
そんな私でも、楽しめた。楽しかった!
 
今回、通し狂言を観て、つくづく思った。
 
古典は、東洋西洋問わず、相通じるものがあるのかも。
 
現代劇に比べると、ストーリーが単純、滑稽無糖。その場その場の見せ場を重視。筋なんか丁寧に追わなくていい。一瞬一瞬を楽しむ。だから、下調べなんかせずに単純に場の雰囲気と場面場面の絵を楽しめばいい。と、私は思った。
 
これは、バレエにも通じる。バレエもそんなに詳しくはないのだけど、少しある知識から考えると、バレエも大筋はあるのだけど、一瞬一瞬の美しさと音楽を楽しむ。だから、ヴァリエーションとして、部分だけの踊りでも一作品として成り立っている。
 
歌舞伎も三味線、太鼓、口上、謡。へんなダジャレの応酬。その場その場を楽しませようとしてる。外国人に人気があるというのもわかる。
 
有名な石川五右衛門の「絶景かな!絶景かな!」の場面も見た。
 
今回は!通し狂言といって、全幕ものだったけれど、この場面だけの作品もあるそう。一緒だ。
 
勝手に敷居の高いものと思っていたが、そんなことないんだ!と、多分、前回も思ったけれど、今回、本当に実感した。
 
楽しかったぁー。
 
長いので、途中で居眠りもしてしまった(笑)でも、今回は、なんだかそれもありかなと思えた。

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