7月25日(金)
本日は、お酒と健康 ABC事典から お酒と法律
V victim
【名詞】犠牲者
犠牲者が後を絶たない飲酒運転
●「飲んだら乗るな。乗るなら飲むな」
飲酒運転は法律で禁止(「道路交通法」第65条)されているにも拘らず、
後を絶ちません。1年間の飲酒運転の取締り件数は約14万件を超えており
(「酒酔い」「酒気帯び」合計)、また、酒酔い運転が原因の事故は年間
700件発生しています。飲酒すると、「認知」「判断」「運転能力」の
すべてが低下するため重大事故に直結する危険が高く、車を運転する人は
絶対にお酒を飲むべきではありません。また、運転者に酒類を提供したり、
勧めることも禁止されています。
なお、アルコールの影響により正常な運転ができないおそれがある状態
での運転=「酒酔い運転」の罰則は「3年以下の懲役または50万円以下の罰金」
行政処分上の点数は25点で、1回の違反で直ちに免許取消しとなります。
また、政令で定める程度以上のアルコールが体内にある状態での運転=
「酒気帯び運転」でも「1年以下の懲役または30万円以下の罰金」、行政処分上の
点数は6~13点で、免許停止になります。
さらに運転者だけでなく、「酒酔い運転」や「酒気帯び運転」を命じたり、
容認した者も、同等の処分を受けます。運転することがわかっている人に、
酒類を提供したり、勧めたりすることも禁止されています。
道路交通法についてはこちら
●酒酔運転はなぜ危険か
飲酒により血中のアルコール濃度が高まると、身体に次のような影響が生じます。
(1) 中枢神経が麻痺し、運動機能が低下する(→ブレーキ、ハンドル操作が
遅れる)
(2) 理性、自制心が低下する(→運転が乱暴になり、スピードを出しがち
になる)
(3) 視力(特に「動体視力」)が落ち、視野が狭くなる(→認知能力、
状況判断力が低下し、反応が遅れる)
(4) 集中力が低下する
(5) 身体の平衡感覚が鈍る
飲酒運転による事故形態には次のようなものがあります。
(1) カーブを曲がり切れず、路外に飛び出し、ガードレール、電柱等に
衝突する(単独事故)
(2) 横断中の歩行者を見落とし、跳ね飛ばす(「車対人」の事故)
(3) 信号を無視し、あるいは交差点に気付かず、出合い頭に衝突
(「車対車」の事故)
(4) ハンドル操作を誤り、対向車と正面衝突(「車対車」の事故)
このように、飲酒運転をすると本人だけでなく、他人をも悲劇に巻き込む
事故を起こす可能性が高まります。
アルコールは一度体内に入ると自分でコントロールすることはできません。
お酒を飲んだときどんな理由があっても、絶対に運転してはいけません。
これだけ、飲酒運転はダメだと言われても後を絶たないのは何故だろう?
一人ひとりの心がけしかないのかなぁ!(岡)
本日は、お酒と健康 ABC事典から お酒と法律
V victim
【名詞】犠牲者
犠牲者が後を絶たない飲酒運転
●「飲んだら乗るな。乗るなら飲むな」
飲酒運転は法律で禁止(「道路交通法」第65条)されているにも拘らず、
後を絶ちません。1年間の飲酒運転の取締り件数は約14万件を超えており
(「酒酔い」「酒気帯び」合計)、また、酒酔い運転が原因の事故は年間
700件発生しています。飲酒すると、「認知」「判断」「運転能力」の
すべてが低下するため重大事故に直結する危険が高く、車を運転する人は
絶対にお酒を飲むべきではありません。また、運転者に酒類を提供したり、
勧めることも禁止されています。
なお、アルコールの影響により正常な運転ができないおそれがある状態
での運転=「酒酔い運転」の罰則は「3年以下の懲役または50万円以下の罰金」
行政処分上の点数は25点で、1回の違反で直ちに免許取消しとなります。
また、政令で定める程度以上のアルコールが体内にある状態での運転=
「酒気帯び運転」でも「1年以下の懲役または30万円以下の罰金」、行政処分上の
点数は6~13点で、免許停止になります。
さらに運転者だけでなく、「酒酔い運転」や「酒気帯び運転」を命じたり、
容認した者も、同等の処分を受けます。運転することがわかっている人に、
酒類を提供したり、勧めたりすることも禁止されています。
道路交通法についてはこちら
●酒酔運転はなぜ危険か
飲酒により血中のアルコール濃度が高まると、身体に次のような影響が生じます。
(1) 中枢神経が麻痺し、運動機能が低下する(→ブレーキ、ハンドル操作が
遅れる)
(2) 理性、自制心が低下する(→運転が乱暴になり、スピードを出しがち
になる)
(3) 視力(特に「動体視力」)が落ち、視野が狭くなる(→認知能力、
状況判断力が低下し、反応が遅れる)
(4) 集中力が低下する
(5) 身体の平衡感覚が鈍る
飲酒運転による事故形態には次のようなものがあります。
(1) カーブを曲がり切れず、路外に飛び出し、ガードレール、電柱等に
衝突する(単独事故)
(2) 横断中の歩行者を見落とし、跳ね飛ばす(「車対人」の事故)
(3) 信号を無視し、あるいは交差点に気付かず、出合い頭に衝突
(「車対車」の事故)
(4) ハンドル操作を誤り、対向車と正面衝突(「車対車」の事故)
このように、飲酒運転をすると本人だけでなく、他人をも悲劇に巻き込む
事故を起こす可能性が高まります。
アルコールは一度体内に入ると自分でコントロールすることはできません。
お酒を飲んだときどんな理由があっても、絶対に運転してはいけません。
これだけ、飲酒運転はダメだと言われても後を絶たないのは何故だろう?
一人ひとりの心がけしかないのかなぁ!(岡)