「無財の七施」という言葉をご存知ですか?
いわゆる仏教用語であり、「地位や財産がなくても、誰もがいつでも容易にできる布施の行」を意味します。
7つの施しとはこちら☆
1. 眼施(がんせ) :慈しみに満ちた優しいまなざしで、すべてに接すること。
2. 和顔施(わげんせ):いつもなごやかで穏やかな顔つきで人や物に接する行為。
3. 愛語施(あいごせ):優しい言葉、思いやりのある態度で言葉を交わす行ない。
4. 身施(しんせ) :自分の身体で奉仕をすること。
5. 心施(しんせ) :他のために心をくばり、心底から共に喜び共に悲しむことができ,
他の痛みや苦しみを自らのものとして感じ取れる心持ち。
6. 牀座施(しょうざせ):たとえば自分が疲れていても電車の中で喜んで席を譲る行為。
また競争相手にさえも自分の地位を譲って悔いなく過ごせることをいいます。
7. 房舎施(ぼうしゃせ):風や雨露をしのぐ所を与えること。
自分が半身濡れながらも、相手に雨がかからないように傘を差し掛ける思いやりの行為など。
どれもが人を思いやり優しさに溢れたものばかりですね。
そして、どれもが地位や財産もいらず、自分の身ひとつ、自分の心がけ次第で行えるもの。
「絆」や「助け合い」の精神に通ずる素敵な行いだと思います。
今すぐにでも実践していけるように、そして継続して行っていけるように心がけていきたいものです。
tomo
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